人権とは、誰もが生まれながらに持っている、自分らしく幸せに生きるための権利です。今号は、人権に関する小学生・中学生の取組や人権擁護委員を、こちらは身近な人権や人権に関する相談先などを紹介します。
人権が尊重される社会を実現するために、一人ひとりが真剣に考えていきましょう。また、悩みがある方は、ひとりで悩まずに相談してください。
[問合せ]人権同和・男女共同参画課人権同和担当 電話:03-5608-6322
毎年、小学生を対象に「人権メッセージ発表会」を、中学生を対象に「人権作文コンテスト」を実施しています。人権をテーマにした文章を書くことで、児童・生徒が人権尊重の大切さや必要性について理解を深めるとともに、豊かな人権感覚を身に付けることを目的としています。
人権メッセージ
[今年度参加校]両国小学校
区代表メッセージ
「障がい者の気持ち」 (要旨)
私が通うバレエ教室には、耳が聞こえないけれどいつも元気にレッスンを受けている人がいます。その人と話をするうちに、私が持っていた障がい者への「暗い・怖い」というイメージが、「障がい者にもいろんな人がいるんだ」というように変わっていきました。周りで障がい者が困っていたら、私が助けてあげて、障がい者が困らないようなまちにしていきたいです。
小杉 楓さん(両国小学校5年生)
人権作文
[今年度参加校]両国中学校、竪川中学校、吾嬬第二中学校
都大会第5部会代表作品
「おばあちゃんの笑顔」 (要旨)
私の祖母は認知症です。すぐに物事を忘れたり、何度も同じ話をしたりする祖母に最初は戸惑いました。しかし、認知症の人は、物事の事実関係は忘れても、その時の感情は心に長く残るということを知り、私も祖母が楽しんでくれるなら、できる限り話し相手・遊び相手になろうと思いました。
認知症の人が何か失敗をしてもその失敗を叱らず、何もできないと決めつけて支援しすぎることもせず、本人の意思を最大限尊重することが大切なのだと思います。
(両国中学校2年生の作品)
小学生が協力して花を育てることを通じ、命の大切さを実感し、人権感覚と、優しさや思いやりの心を育むことを目的とした運動です。
[今年度参加校]横川小学校、菊川小学校、第三吾嬬小学校
菊川小学校
横川小学校
第三吾嬬小学校
人権擁護委員は、法務大臣から委嘱された民間のボランティアです。区では、12人の方が活躍しています。
相談
対面、電話、インターネットによる相談の受け付け 相談先はこちらを参照
啓発
人権メッセージ発表会、人権作文コンテスト、人権の花運動等への協力
救済
法務局の職員と協力して人権侵害を調査し、被害者を救済