すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第59回は、2月まで東向島の「向じまぜんや」で地域食堂「みんなのいばしょ」を開催しており、今後も区内で“地域の居場所”を開催する予定の沼田 正善さんです。
沼田 正善さん(東向島在住)
2月まで、私が営むうどん店「向じまぜんや」で、週に1回「みんなのいばしょ」という地域食堂を開催していました。ここは、大人は食事チケットを購入してメッセージを添えて店内に貼り、子どもはそのチケットにメッセージを返すことで食事が食べられる「えがおギフト」という仕組みで子どもたちに食事を提供したり、子どもに勉強や遊びを自由にしてもらったり、ほかにも様々な催しを開いたりしている地域の居場所です。また、「えがおギフト」の売上の1%は子ども支援活動に寄付しています。
1月にうどん店を閉店したため、「みんなのいばしょ」は2月までで一旦休止としましたが、これを機に見聞を広めようと思い、4月からは日本全国や東南アジア・アメリカを数か月かけて巡り、各地の人に直接会って文化や子どもたちの遊び方を学ぼうと考えています。また、その様子をSNSで配信して、子ども支援活動の啓発などもしていく予定です。
子どもの孤立や非行など、最近の子どもを取り巻く状況を見ていて、子どもたちが心置きなく過ごせて、それを地域で見守れる居場所づくりができないかと思ったのがきっかけです。私が飲食店を営んでいたことから、平成29年に知り合いの飲食店と一緒に「すみだ食堂」という子ども食堂を立ち上げて、子ども支援活動を始めました。ところが、その後のコロナ禍で活動ができなくなってしまい、何かできないかと思って始めたのが「えがおギフト」です。初めは趣旨が伝わりづらい取組でしたが、今では常連客から観光で来た海外の方まで、様々な人がチケットを買ってくれて、みんなが気軽に子どもを支援してくれていますよ。
今後は各地を巡るために一旦休止しますが、帰ってきた際には、これまでの取組を踏襲しつつ、子どもたちがいろいろなことに挑戦したり、若い人が自分のスキルをほかの人のために
すみだには、新しいことに挑戦している人が多いと思います。例えば、すみだの中小企業の経営者の方などは、同じことをずっと続けているだけでは駄目だと、みんなが新しく何かに挑戦していますよね。熱い気持ちを持って物事に向き合ったり、周囲を盛り上げたりできる人がいるすみだは好きですし、私もいろいろなことに挑戦しようと思えるパワーをもらっています。
「えがおギフト」の子どもからのメッセージは、ノートに書いてもらっています。こうやって形に残すと、支援がつながった実感を持ってもらえますね。
子どもたちに楽しんでもらえる居場所を作ろうと、日々いろいろなことに挑戦しています。
4月から各地を巡る様子の配信は、私の活動をまとめているリンク集からもご覧になれます。ぜひ、のぞいてみてください!
東向島でオープンな書斎「
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223
今月の1枚
「父方祖母の羽織をデニム着物に合わせた母」
【撮影】和泉 海里さん
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