すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
当館初公開の作品です。道成寺の鐘供養に訪れた白拍子を描いた役者絵です。白拍子とは歌舞をする遊女のことで、もともとは神に奉納する白拍子舞を舞っていたといいます。本作での白拍子は、実は大蛇の化身で、恋する男を追ううちに大蛇になり、鐘の中に逃げ込んだ男を鐘ごと焼き尽くしたという、安珍清姫伝説を基にしています。「勝春朗」の落款は、春朗期の中でも天明元年から4年(1781年から1784年)頃に使用していたことが知られています。本図は企画展「歌舞音曲鑑 北斎と楽しむ江戸の芸能」の後期(5月26日まで)で展示しています。
すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の企画展「歌舞音曲鑑 北斎と楽しむ江戸の芸能」の後期の見所をご紹介します。
芝居小屋の内部を舞台から客席側を見る位置から描いた、珍しい構図の作品です。役者は全て後ろ姿で描かれ、右下には大道具の裏側も見えています。左ページには
[とき]5月26日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*入館料等の詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照
最新情報は、すみだ北斎美術館HPをご覧ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115
このページは広報広聴担当が担当しています。