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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年1月11日号

すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の企画展「読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー」前期の見所をご紹介します。

 江戸時代の暦は現在と異なり、月の日数は30日(大の月)か29日(小の月)で、毎年同じ月でも日数が変わりました。そこで、その年の大や小の月を絵の中などに隠した「絵暦」や「大小」と呼ばれる作品が流行しました。本作もその一つで、(まさかり)に「小」、刃先に「正、五、六、八、十、十一」とあります。小の月がこの配列の年は寛政11年(1799年)で、この年に配られたものと分かります。本作は企画展「読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー」の前期(1月26日まで)で展示しています。
[とき]3月2日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円
  • 小学生以下=無料

[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 本作は薄暗い雪の朝に門口で女性が()(しょく)を差し出して、男性を見送る場面を描いています。静かな雪景色の中、朝を告げる鶏の鳴き声が聞こえてきそうです。女性の着物や帯の模様には金摺が施された豪華な摺物です。本作は「大小」で、着物の帯に文化10年(1813年)の大の月である「十、正、三、七、九、十一、十二」が記されています。この年は(とり)年のため、鶏を描き込んでいます。本作は企画展「読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー」で、半期で同タイトルの作品に展示替えして、通期で展示しています。



最新情報は、すみだ北斎美術館HPをご覧ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

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