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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年4月11日号

すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」前期の見所をご紹介します。

 富士山を描いた名所絵(風景画)シリーズ「冨嶽三十六景」は、富士講ブームを背景に、板元の西村屋与八が刊行に踏み切ったと考えられます。浮世絵といえば、役者絵や美人画が花形だったため、名所絵シリーズの刊行が成功するかは大きな賭けであったと思われます。しかし、赤富士で親しまれる本図をはじめ、世界的な名作を生み出すとともに、大判錦絵で36図を超えて46図まで続く大ヒットとなり、名所絵を浮世絵の主要なジャンルに押し上げました。本作は企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」の通期で展示しています。
[とき]5月25日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円
  • 小学生以下=無料

*詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936 

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 寛政11年(1799年)に刊行した江戸名所の挿絵入り狂歌本「東遊(あずまあそび)」は、絵の評判が良かったため、3年後に狂歌をほとんど削除し、挿絵を(いろ)(ずり)にして、題名を変えたものが刊行されました。右図は本書の出版元、蔦屋 重三郎の店頭風景が描かれたページです。初代蔦屋は、始めに吉原大門前の()(じっ)(けん)(みち)(現在の台東区千束)で本屋を開店しましたが、天明3年(1783年)に日本橋(とおり)(あぶら)(ちょう)(現在の中央区日本橋大伝馬町)に進出しました。本作はその日本橋の店が描かれた貴重な資料で、企画展「北斎×プロデューサーズ 蔦屋重三郎から現代まで」の通期で展示しています。



最新情報は、すみだ北斎美術館HPをご覧ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

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