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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年5月1日号

 すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第65回は、宮田町会で10年以上にわたって町会活動に携わる、町会長の髙𣘺 廣美さんです。

髙𣘺 廣美さん(京島在住)

 宮田町会の会長として、毎月行われる定例会の運営や近隣の町会との連携、町会行事の企画・準備・当日の運営など、町会活動全般の業務に携わっています。会長になる前は町会の婦人部の手伝いや会計担当として活動していたので、その頃も含めると、町会活動に携わって10年以上になりますね。
 町会長会議の出席や掲示物の管理など、大変なこともありますが、新しくこの地域に住み始めた若い世代の皆さんが町会活動や会合に積極的に参加してくれるので、つながりが生まれて、日々楽しく活動しています。自分の世代では思い付かないような意見も出て、「それいいね」と話せることが面白く、いつも新しい視点をもらっています。
 町会長としての私の役割は、若い世代の皆さんに、この町会でやってきたことを託していくことだと思っています。これからも“一身の(あん)()を思わば、まず()(ひょう)(せい)(ひつ)(いの)らんものか(自分の安堵を願うなら、まずは周囲の平穏を祈ること)”の精神で活動したいと思います。

 私は和太鼓が好きで、第四吾嬬小学校で行われた盆踊り大会に太鼓を演奏しに行ったときのことでした。当時の婦人部の方から声を掛けてもらって、町会の活動に参加したことがきっかけです。話しているうちに、私が宮田町会のエリアに住んでいることが分かると、「とにかく1回遊びに来て!」と誘われたんです。そのときは町会の活動を何も知らなかったのですが、少しずつ分かってくるとどんどん楽しくなって、よく参加するようになりました。
 前会長が亡くなり、町会長代理として業務を手伝う中で正式に町会長就任のお話をいただきました。私が町会長の役職に就いて、まもなく3年目を迎えます。

 これまで区内で生まれ育ってきましたが、すみだは「人と関わらずには生きていけない場所」だと思います。「どこか誰も知らない所に行きたい」なんて思うこともあるけど、実際にそんな所に行ったら、つまらなくて3日と持たないでしょうね。
 周りのことを気に掛ける人が多くて、知人が風邪を引いて家で寝ていたとき、「大丈夫?」と声がして、気が付くと心配した近所の人がお昼ご飯を持って部屋で座っていた、なんて話も聞いたことがあります。よそに住む人からは、お(しょう)()の貸し借りのようなイメージを持たれますが、「いや、そんな生易しいもんじゃないよ、だっておかずが来るから」なんて笑って話しています。
 私は、地域の皆さんとそういうしっかりしたつながりを感じられるところが好きですね。

お祭りや行事のときには、季節に合った格好をして盛り上げます。小村井香取神社で開催した町会のお祭りでは、みんなでおそろいの浴衣を着て参加しました。

今年2月に初めて開催した防災イベント「京島防災フェスティバル」の様子。住民の皆さんが地域防災の重要性を再認識する機会になりました。

 長年にわたり区内でクリーニング店を営む髙橋 チズ子さんです。

[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

今月の1枚

「スカイツリーを泳ぐ(こい)のぼり」
【撮影】髙橋 孝之さん

 本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細は区HPをご覧ください。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

このページは広報広聴担当が担当しています。