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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年6月11日号

 区では、区民の皆さんが納めた税金等がどのように活用されているのかをお知らせするために、区の予算と収入・支出の状況を年2回公表しています。今回は、令和6年度下半期の財政状況をお知らせします。
[問合せ]財政担当 電話:03-5608-6232

備考1:各表・グラフ中の数値は、四捨五入により合計額が合わない場合があります。

 令和6年度下半期の我が国の景気は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復しており、本区においても人口の増加と相まって、特別区民税をはじめとする区の歳入の一部は、前年度に比べ増収となりました。
 一方、歳出は、物価上昇や金融資本市場の変動などによる影響を踏まえ、価格高騰重点支援給付金給付事業などを補正予算で対応し、予算に計上した事務事業を計画的・効率的に執行できました。

1人当たり52万7,275円

備考1:収入・支出ともに( )内の数字は、一般会計予算額に占める割合です。
備考2:一般会計予算額のうち、人件費は216億4,859万円(区民1人当たり7万5,351円)です。
備考3:収入・支出額のいずれも、前年度からの繰越明許費を除いています。

[一般会計]6年10月1日以降、下表の補正を行った結果、最終予算額は1,514億8,709万円となりました。
[特別会計]当初予算に必要な補正を行い、最終予算額は国民健康保険特別会計が288億3,387万円、介護保険特別会計が236億4,824万円、後期高齢者医療特別会計が71億8,376万円となりました。

11・12月議会補正
(46億2,690万円の追加)
2月議会補正
(51億5,512万円の追加)
・保育施設指導・検査等事業費追加
・認可保育所等環境整備事業費追加
・幼稚園管理運営費追加
・各種人件費・給与費追加
・財政調整基金積立金追加
・減債基金積立金追加
・公共施設等整備基金積立金追加
・水と緑のまちづくり基金積立金追加
・協治(ガバナンス)まちづくり推進基金事業費追加
・北斎基金事業費追加
・地球温暖化対策助成事業費追加
・地域型保育事業費追加
・認可外保育施設等事業費追加
・私立幼稚園等運営補助事業費追加
・認可保育所等の給食実施等に対する支援事業費
・私立保育所保育委託費追加
・学童クラブ事業費追加
・私立学童クラブに対する助成費追加
・細街路拡幅整備事業費追加
・子育て世帯等定住促進事業費追加
・(小学校・中学校)学校給食費保護者負担軽減事業費追加
・価格高騰重点支援給付金給付事業費
・安全・安心まちづくり推進事業費追加
・介護・障害福祉サービス等事業者支援金給付事業費
・公衆衛生協力団体等支援金給付事業費
・DX推進事業費
・職員退職手当追加
・財政調整基金積立金追加
・減債基金積立金追加
・公共施設等整備基金積立金追加
・文化観光基金積立金追加
・すみだ北斎美術館管理運営費(資料取得)追加
・自立支援給付事業費追加
・地域型保育事業費追加
・私立幼稚園等運営補助事業費追加
・私立保育所保育委託費追加
・私立保育所に対する助成費追加
・保育園管理運営委託等経費追加
・予防接種費追加
・各種事務事業の不用額の減額

 7年3月31日現在の令和6年度各会計の予算現額と収支の状況は、下表のとおりです。一般会計の予算現額に対する執行率は、歳入が91.5パーセント、歳出が79.3パーセントとなっています。

区分 予算現額 収入額 支出額
一般会計 1,531億7,679万円 1,401億3,393万円(91.5パーセント) 1,214億8,071万円(79.3パーセント)
国民健康保険特別会計 288億3,387万円 256億9,775万円(89.1パーセント) 251億7,097万円(87.3パーセント)
介護保険特別会計 236億4,824万円 231億4,319万円(97.9パーセント) 214億2,724万円(90.6パーセント)
後期高齢者医療特別会計 71億8,376万円 70億7,827万円(98.5パーセント) 71億2,690万円(99.2パーセント)

備考1:予算現額とは、最終予算額に令和5年度からの繰越分を加えたものです。令和5年度からの繰越額は、一般会計で16億8,970万円ありました。
備考2:収入額・支出額欄の( )内の数字は、それぞれ予算現額に対する割合です。
備考3:各会計の収入・支出はともに出納整理期間中(4月1日から5月31日まで)にも執行・整理を行いました。

 区の施策を実施するために必要な財源として、区民の皆さんに税や各種使用料、手数料を負担していただいています。このうち、特別区税の予算現額と収入額は、下表のとおりです。

内訳 予算現額 収入額 収入率
特別区民税 269億1,500万円 232億3,038万円 86.3パーセント
軽自動車税 1億1,800万円 1億3,039万円 110.5パーセント
特別区たばこ税 22億7,100万円 21億1,502万円 93.1パーセント
入湯税 1,500万円 1,355万円 90.3パーセント
合計 293億1,900万円 254億8,933万円 86.9パーセント

備考1:上記の収入額に加え、出納整理期間中にも収入がありました。

 7年3月31日現在の区有財産の現在高は、下のグラフのとおりです。

 学校施設の整備や、まちづくり事業などの公共事業には、多額の経費が掛かります。このため区は、区債を発行し、その財源を確保するとともに、区債の償還を通じて現在から将来にわたる区民の皆さんの世代間の負担の公平化を図っています。
 各年度末における区債の残高は、下のグラフのとおりです。

 一時借入金とは、収入と支出の時期に時間差があることで、事務事業を執行するうえで一時的に資金が不足する場合に、年度内償還を条件として市中銀行などから借り入れる資金のことです。
 令和6年度は、この借入れを行う必要がありませんでした。

 令和7年度予算は、20年ぶりに新たな基本構想を定め、区民をはじめとした多様な主体とともに、本区の強みである「人と人とのつながり」を基軸に、次のステージへと歩みを進めていく1年となることから、「“人”に寄り添い笑顔が輝く すみだの未来をデザインする予算」として編成しました。
 我が国の景気の先行きは、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続いていくことが期待されています。しかし、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を引き起こすことで、個人消費に影響を及ぼし、景気を下押しするリスクとなっています。
 また、区財政は、令和7年度予算においても、歳入状況は引き続き堅調に推移するものと見込んだところですが、通商政策などの影響により、今後の景気動向は依然として不透明なため、堅実な財政運営を行う必要があります。
 予算の執行に当たっては、「夢と希望を未来につなぐ、強くしなやかなまちづくり」「“夢”実現プロジェクトの推進による持続可能な“すみだ”の実現」「利便性を高めつつ利用者の心に寄り添う、誰一人取り残さない行政サービスの改革」という3つの柱の下に予算計上した各施策の目的が、最少の経費で確実に達成されるよう取り組んでいきますので、区政へのご理解とご協力をお願いします。

このページは広報広聴担当が担当しています。