昨年12月、「すみだSDGsアワード」の受賞者(アワード9社、準アワード2社)が決定し、今年2月20日にはその表彰式が行われました。受賞した取組の切り口は様々ですが、どれも強い課題意識に基づき、熱意をもって展開しているものばかりです。ここでは、受賞した各事業者の取組内容をご紹介します。
区内でSDGsの達成に向けた活動を積極的に行う事業者・団体を募集し、その取組内容を区HP等で紹介する「墨田区SDGs宣言」事業。この宣言を行った事業者・団体の取組の中から、特に優れたものを表彰する制度です。
表彰した取組は区の“モデルケース”として位置付け、現在「墨田区SDGs宣言」を行っている事業者・団体だけでなく、地域全体にSDGsの達成に向けた活動が広がっていくよう、更に活動を促進・支援していきます。
墨田区SDGs宣言の詳細はこちら
日本のものづくりを支えて100年時代に選ばれる会社となり、永続します
経済・環境・地域・社会・企業を重要課題としたサステナビリティ宣言を制定し、省エネ設備の導入や太陽光発電システムの設置などを進めています。また、健康経営を推進し、社員の健康にも配慮していきます。
リサイクルガラス原料の使用を今後更に推進していく
不良品ガラスや、再利用が難しかった色付きガラス・車の窓ガラスの廃材をリサイクルし製品化、販路を拡大しています。今後更にリサイクル原料の使用を増やすことで、持続可能な社会へ貢献していきます。
アパレル製品にカーボンフットプリントを表示
カーボンフットプリント(製品の製造から廃棄までにかかるCO2排出量)を製品の襟ネームや紙ラベルに表示し、消費者がいつでも確認できるようにすることで、製造者・消費者双方の環境意識を高めます。
ロスパンのお取り寄せサービス「rebake」
全国のパン屋で売り切れずに廃棄されてしまうパン(ロスパン)を直接取り寄せられる通販サービスです。全国のパン好きの方にロスパンを楽しんでもらうことで、食品ロスの削減に貢献しています。
コーヒーを最後まで無駄にせず、有機質肥料として生まれ変わらせる活動
生ごみとして廃棄されてしまう使用済みのコーヒーかすを有機質肥料としてアップサイクルし、商品化しました。区内の緑化事業者や小学校・中学校等に配布し、資源循環と地域環境保全に貢献しています。
寄付を活用した子ども靴のリユースサービス「Kutoon」
家庭で廃棄される子ども靴の寄付を受けてクリーニング・補修し、定額でレンタルするサービス「Kutoon」を提供しています。回収した靴をシェアする仕組みで、靴の使用寿命を延ばして廃棄量を削減します。
建築ですみだの持続可能な街づくりと健康推進に貢献
耐震化・長寿命化建築物や環境に配慮した建築物の提供、健康経営による社員の健康促進、人材育成による技術継承、地域防災活動への参加等を進め、社会的責任を果たしながら持続可能な社会の実現をめざします。
子どもの体験奨学金「ハロカル」
子どもの体験格差の解消に向け、寄付金を基に、小学生にスポーツ・文化芸術等体験のための給付型奨学金を提供する事業「ハロカル」を立ち上げ、地域の事業者やNPO等と連携して地域全体で子どもを支えます。
SDGsの
区内事業所へのSDGsの周知・啓発を目的に「墨田区SDGs宣言」の申請を支援し、その中で顕在化したSDGs達成に向けての課題を専門家や外部機関と連携して解決することで、地域創生に貢献しています。
学生コンペの開催および優秀アイディアの実現
区内大学の学生を対象とした地域課題の解決につながるアイディアのコンペティションを開催し、優秀なアイディア(ハンギングプランター等)を関連団体と連携して実現することなどにより、地域に貢献していきます。
「安田リサイクルシステム」で地域のライフラインを守る
ガス・水道等の住宅設備機器のリサイクル工程に社員の技術力を高める教育を組み込んだ「安田リサイクルシステム」に基づき、得た技術を地域住民に還元することで、地域のライフラインを長期的に支えていきます。
受賞者や受賞した取組の詳細はこちら
墨田区SDGs宣言、すみだSDGsアワードに関する問合せは…
産業振興課産業振興担当 電話:03-5608-6186
あずま百樹園(文花一丁目19番4号)は、千葉大学墨田サテライトキャンパスとiU 情報経営イノベーション専門職大学に隣接していることから、“大学のあるまち”にふさわしい特色ある公園として再整備され、2月9日にリニューアルオープンしました。再整備に当たっては、千葉大学が持つ園芸・建築・デザインの知見を活用しています。ぜひ立ち寄ってみて、“大学のあるまち”を感じてみてはいかがですか?
区内大学の学生を対象に行われたアイディアコンペティションで最優秀賞に選ばれた、千葉大学生(当時)の星野 結妙さん・村山 香菜子さんの設計案を基に造られました。
夜にはライトアップ
千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)と連携して製作しました。
高さ634センチメートル!
千葉大学dri 副センター長 原 寛道教授
子どもは生まれたときから、高いところに登りたい本能があるように思います。
この遊具は“プレイツリー”をコンセプトとしており、スカイツリーのように高く伸びるこの遊具で遊んだ子どもたちが大人になり、世界に羽ばたいていってほしいという願いを込めて、デザインしました。
千葉大学墨田サテライトキャンパスのピロティ(通路)を通って、地域と大学の交流空間「キャンパスコモン」と自由に行き来できます。
区の
[問合せ]行政経営担当 電話:03-5608-6230