墨田区長 山本 亨
区では、熱中症対策や環境意識啓発の一環として雨水活用の普及に努めています。また、8月は「打ち水推進月間」としており、私も先日、両国駅広小路で行われた打ち水イベントに参加しました。
毎年恒例となっているこのイベントは、両国協力会に加盟する刀剣博物館と国技館に設置されている貯留設備で
当日は大変な暑さでしたが、会場に集まってくれた日本相撲協会の西岩親方やJR錦糸町駅長をはじめとする地域の皆さん、居合わせた観光客の方々と一緒に「涼しくなあれ!」の掛け声に合わせて打ち水を行いました。開始前に約52度もあった地表温度は、打ち水の直後には約41度まで下がり、しっかりと効果を感じられました。まだ暑い日が続いていますので、皆さんも自宅などで実践してみてはいかがでしょうか。
昭和60年に台東区蔵前から両国に戻ってきた国技館。その屋根に降る雨水を貯めて生活用水などに活用しようと始まったすみだの雨水活用の取組は、40年以上の歴史があります。区は雨水活用の先進自治体として、このイベントをはじめ、「雨水タンク」を設置する方への助成制度なども実施しています。これからも、限りある水資源を有効に活用しながら、雨と都市の共生を進めます。
「すみだゼロカーボンシティ2050」宣言の達成に向けて、今後も区民や事業者の皆さんと連携しながら地域全体を盛り上げるとともに、雨水活用の促進についてもPRしていきますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
両国駅広小路で実施した打ち水イベントの様子
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