すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年12月1日号

墨田区長 山本 亨

 来春に控えた江戸東京博物館(横網一丁目4番1号)のリニューアルオープンを盛り上げるため、区では様々な企画を実施しています。
 その1つとして、大河ドラマ「べらぼう“蔦重栄華乃夢噺”」(NHK)との特別イベントを曳舟文化センター(京島一丁目38番11号)で開催しました。本区出身の俳優で、同作品に鶴屋 喜右衛門役として出演する風間 俊介さん、葛飾 北斎の師匠・勝川 春章役の前野 朋哉さん、江戸東京博物館の学芸員・小山 周子さんによる、ドラマの撮影秘話や北斎の魅力にスポットを当てたトークショーは大変興味深い内容でした。
 また、すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)のMARUGEN100(講座室)では、北斎がドラマに登場した時期に合わせ、出演者の紹介バナーや撮影で使われた小道具を展示しました。美術館で開催した特別展とともに、多くの方が来場されました。
 間もなくリニューアルを迎える江戸東京博物館は、平成5年(1993年)に開館し、30年以上の歴史があります。当時は、近くにある“北斎通り”もその名前はなく、同館の場所に都の青果市場があったことから“やっちゃば通り”と呼ばれていました。両国エリアを代表するスポットのリニューアルオープンによって、地域に更なる(にぎ)わいが生まれることが今から楽しみです。
 来年は、すみだ北斎美術館も開館10周年を迎えるとともに、9月からは区全体を舞台にした総合的芸術祭「すみだ五彩の芸術祭」も開催するなど、まさに“文化芸術の年”になりそうです。新しさと懐かしさが共存し、魅力あふれる"すみだの文化観光まちづくり〟を一層盛り上げていきますので、ご期待ください。

本区出身の俳優・風間 俊介さんと

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