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企画展

ページID:867264903

更新日:2022年10月17日

 令和3年度は、企画展として前半に東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に合わせ「すみだのスポーツの殿堂-国技館のあゆみ-」を、後半に2・3階展示室において「隅田川堤の桜」を開催しました。
 なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和3年4月28日から5月31日まで臨時休館しました。

企画展「すみだのスポーツの殿堂-国技館のあゆみ-」

展示概要

 東京2020オリンピック・パラリンピックに於いて、墨田区では両国国技館でボクシング競技が行われました。本展示は、東京2020公認プログラムの文化オリンピアードの1つです。会場となった両国国技館について、明治時代末に回向院境内に建てられた旧国技館を中心に、そのあゆみを紹介しました。
 日本大学講堂時代には、多くのプロボクシングのタイトルマッチが行われ、日本人ボクサーが激戦を繰り広げました。ここで世界チャンピオンになったボクサーの大場政夫、輪島功一、ガッツ石松の各氏を中心に紹介しました。試合で使ったボクシンググローブやシューズなどを借用して展示しました。
 また、日本相撲協会や工藤写真館、鹿島建設、日本大学などからも資料を提供いただきました。
 会期中の7月14日には、ガッツ石松氏が来館され、山本区長と一緒に見学後、色紙にサインをいただきました。輪島功一氏からも色紙をいただき、お2人の色紙をチャンピオントロフィーと共に展示しました。
 ※なお、第1期の展示は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4月28日から5月31日まで臨時休館したことにより、6月1日からの開催となった。 

会期

第1期:令和3年5月22日(土曜日)から6月27日(日曜日)まで
第2期:令和3年7月8日(木曜日)から9月5日(日曜日)まで

企画展「隅田川堤の桜」

展示概要

 のちに向島と呼ばれるようになる地域を洪水から守るため、江戸時代初期に築かれた堤は、「大堤〈おおづつみ〉」と言いました。浮世絵などでは、「隅田堤〈すみだづつみ〉」との名称で描かれています。漢詩の世界では、隅田川を「墨江〈ぼくこう〉」もしくは 「墨水〈ぼくすい〉」 と音読みで表し、江戸時代中期以降、詩情豊かに詠まれました。桜の名所として著名になるに従って、「墨堤〈ぼくてい〉」の名で広く親しまれていきます。
 八代将軍吉宗は、五代将軍綱吉以降長く途絶えていた鷹狩りを復活させる際、四代将軍家綱がたびたび訪れていた木母寺に御成りをしました。これを契機に、植桜が享保2年(1717)から始められます。当初は木母寺から隅田村の境まで植えられましたが、少しずつ南に延び、江戸時代末期には小梅村の水戸藩邸付近まで桜並木が続いていました。
 現在の私たちは、桜の植わる堤を花見の中心に置きがちですが、浮世絵には「隅田川」と銘打っているものが多いことに気が付きます。江戸時代には川はとても身近な場所でした。今回の企画展では、川、舟、堤と桜が織りなす情景を、その歴史的形成を踏まえながら、当館が所蔵する隅田川の桜の浮世絵を中心に、巻子や絵図、そして写真資料を交えて紹介しました。

会期

2階展示室A:令和4年2月19日(土曜日)から5月8日(日曜日)まで
3階企画展示室:令和4年3月5日(土曜日)から5月15日(日曜日)まで

お問い合わせ

このページはすみだ郷土文化資料館が担当しています。

令和3年度

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