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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年8月11日号

すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の企画展「あ!っと北斎“みて、みつけて、みえてくる浮世絵”」(後期)の見所をご紹介します。

 本作は、「冨嶽三十六景 山下白雨」の元の作品から改変が加えられた「変わり図」で、色味や図柄の一部が本来と違うイメージで()られています。(しょ)(ずり)では、上空に青空が広がり、山の中腹に黒い雲が立ち込めていましたが、本作は空の上部が黄色のぼかしで摺られ、山の中腹は薄緑色のぼかしで摺られています。さらに山裾には松林が加わっています。初摺より後に摺られた(あと)(ずり)は、絵師が立ち会わず、絵師の意図とは異なる表現に変わることがあるため、本作もその1つと考えられます。本作は上記企画展で展示中です。
[とき]8月31日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円
  • 小学生以下=無料

*観覧日当日に限り全展示が観覧可
*詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 北斎が数え84歳のときの作品です。カボチャの花や(つる)に集まる虫たちが描かれています。カマキリやバッタ、キリギリス、カナブン、コオロギ、ハサミムシ、イモムシ、チョウ、アブ、トンボ、ハチなどが見られます。カボチャの葉脈や花びら、虫の羽や体、脚に至るまで、細かく描かれています。また、カボチャに向かう虫もいれば、外側に向かう虫も見られ、絵を見る人がカボチャの花だけでなく、それぞれの虫にも目が行く構成となっています。本作は企画展「あ!っと北斎“みて、みつけて、みえてくる浮世絵”」の後期(8月31日まで)で展示しています。



最新情報は、すみだ北斎美術館HPをご覧ください。
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

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