すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年10月1日号

墨田区長 山本 亨

 区では、歩行などの運動による体力・筋力の向上や、(こう)(くう)ケアによる介護予防など、フレイル(健康な状態と要介護状態の間の段階)を予防する取組を進め、区民の健康寿命の延伸を目指しています。先日、その普及啓発を目的に「フレイル予防フェス in Sumida」を初めて開催しました。
 多くの関係団体の協力により、会場には最新の機材を取り入れた体験型プログラムやeスポーツなど多くのブースが並び、高齢者だけでなく、幅広い世代の皆さんにご参加いただきました。
 私もラジオ体操をしたり、脳トレのゲームを体験したりして、新たな視点で心身の健康を無理なく保つフレイル予防の大切さを学びました。
 また、ステージでは千葉大学予防医学センターの井手先生の講演が行われたほか、区内で活動するグループによる中国の健康体操「(れん)(こう)」や、声出し脳トレーニング教室の修了生による「健康朗読」などが披露され、大盛況でした。区では、今後も各種体操や運動教室、「通いの場」づくりの支援など、「健康長寿日本一のまち」の実現に向けた取組を推進していきます。
 さらに、こちらでもご紹介していますが、50代から70代の区民の方に向けた新たな取組として、8年3月までの期間限定で、脳の健康アプリ「はなしてね」を無料で利用できます。スマートフォンで約2分間話すだけで、脳の健康状態を測定・可視化する、手軽で先進的なアプリです。ぜひご活用ください。
 暑さも少しずつ落ち着いてきました。外で体を動かしたり、仲間との交流を楽しんだりしながら、皆さんも自分に合うフレイル予防の取組を見付けてみませんか。

「フレイル予防フェスin Sumida」での様子

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