すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2025年12月11日号

 区では、区の予算と収入・支出の状況を年2回公表しています。今号では、令和6年度の各会計決算と7年度上半期の財政状況をお知らせします。詳細は区HPでもご覧になれます。
[問合せ]財政担当 電話:03-5608-6232

備考1:端数処理により数値の合計が合わない場合があります。

 6年度一般会計の歳入面では、国庫支出金が減収したものの、特別区税や特別区交付金等の増収により、全体として前年度決算額を上回りました。こうした中で、すみだ保健子育て総合センターの開設による、組織の枠を超えた切れ目ない子育て支援や健康危機管理体制の強化など、区⺠サービスの更なる充実を図ったほか、社会経済活動が着実に正常化への歩みを進める中で、時機を捉えた区政運営を行いました。結果として、6年度の一般会計歳入歳出差引額は、62億7,266万円の黒字決算となり(図1)、また、3つの特別会計も、黒字決算でした(表1)。
この決算を、自治体の財政状況を判断する指標で見ると、財政の弾力性を示す経常収支比率は、78.5パーセント(前年度78.9パーセント)でした。また、公債費に充当した一般財源の割合を示す公債費負担比率は、2.7パーセント(前年度3.3パーセント)でした(図2)。



 6年度一般会計歳出決算額を人口28万7,302人(7年1月1日現在)で割った、区民1人当たりの金額51万373円の使い道は下表のとおりです。

区民1人当たりの6年度一般会計歳出決算額 51万373円

国民健康保険特別会計
歳入 国民健康保険料 69億1,946万円 25.1パーセント
歳入 国・都支出金 164億154万円 59.6パーセント
歳入 繰入金・その他 42億1,098万円 15.3パーセント
歳入 歳入合計 275億3,198万円 100.0パーセント
歳出 保険給付費 160億841万円 59.9パーセント
歳出 国民健康保険事業費納付金 92億3,974万円 34.5パーセント
歳出 総務費・その他 14億9,637万円 5.6パーセント
歳出 歳出合計 267億4,452万円 100.0パーセント
介護保険特別会計
歳入 介護保険料 47億3,286万円 20.0パーセント
歳入 国・都支出金 84億7,790万円 35.8パーセント
歳入 支払基金交付金 60億6,562万円 25.6パーセント
歳入 繰入金・その他 43億9,736万円 18.6パーセント
歳入 歳入合計 236億7,374万円 100.0パーセント
歳出 保険給付費 216億1,135万円 92.7パーセント
歳出 総務費・その他 17億647万円 7.3パーセント
歳出 歳出合計 233億1,782万円 100.0パーセント
後期高齢者医療特別会計
歳入 後期高齢者医療保険料 32億1,174万円 44.3パーセント
歳入 繰入金・その他 40億4,533万円 55.7パーセント
歳入 歳入合計 72億5,707万円 100.0パーセント
歳出 広域連合納付金 64億5,661万円 90.5パーセント
歳出 総務費・その他 6億7,688万円 9.5パーセント
歳出 歳出合計 71億3,349万円 100.0パーセント

 

備考1:7年度の額は9月30日現在の数字です。

 通商政策などの影響により、景気の先行きは不透明感が強まっています。7年度の区政運営においては、誰一人取り残さない行政サービスの改革に取り組むとともに、より一層の財政健全化を進め、強固な財政基盤の構築に努めています。
 7年度上半期の収支状況は下表のとおりです(表2)。

会計区分 予算現額 収入額 支出額
一般会計 1,493億2,943万円 588億7,032万円(39.4パーセント) 558億767万円(37.4パーセント)
国民健康保険特別会計 269億2,900万円 109億2,607万円(40.6パーセント) 92億6,816万円(34.4パーセント)
介護保険特別会計 238億1,600万円 112億4,975万円(47.2パーセント) 98億6,509万円(41.4パーセント)
後期高齢者医療特別会計 71億6,685万円 33億3,717万円(46.6パーセント) 23億3,841万円(32.6パーセント)

備考1:収入額・支出額欄の( )内の数字は、それぞれの予算現額に対する割合です。

国が定めた「統一的な基準」による財務書類(表3から表6)を公開します。

 会計年度末(基準日)時点で、区がどのような資産を保有し、その資産がどのような財源で賄われているのか、また、将来支払わなければならない負債がどのくらいあるかを示した表です。6年度は、資産合計(A)が約4,289億円、負債合計(B)が約492億円、純資産合計(C)は約3,797億円となりました。

【資産の部】
借方 6年度末
固定資産 3,898億2,286万円
・有形固定資産(土地、建物等) 3,413億7,122万円
・無形固定資産(ソフトウェア等) 3億7,425万円
・投資その他資産(出資金等) 480億7,739万円
流動資産 390億5,420万円
・現金預金 118億7,785万円
・未収金 13億514万円
・短期貸付金 1億3,618万円
・基金 258億9,040万円
・徴収不能引当金 △ 1億5,537万円
資産合計(A) 4,288億7,706万円
【負債・純資産の部】
貸方 6年度末
固定負債 404億8,166万円
・地方債 241億1,306万円
・長期未払金 16億4,829万円
・退職手当引当金 136億4,875万円
・その他 10億7,155万円
流動負債 86億8,613万円
・1年内償還予定地方債 25億4,329万円
・未払金 4億9,003万円
・賞与等引当金 17億1,437万円
・預り金 37億5,229万円
・その他 1億8,614万円
負債合計(B) 491億6,778万円
純資産合計(C) 3,797億928万円
負債・純資産合計 4,288億7,706万円

 

 行政サービスに要したコスト(費用)と、受益者負担等の収益を示した表です。6年度は、純経常行政コスト(C)が約1,722億円に対し、臨時損失(D)が5,250万円、臨時利益(E)が370万円でした。その結果、純行政コスト(F)は約1,722億円となりました。このコストは、区民の皆さんの税金や国・都からの交付金などで賄われています。

区分 総額
経常費用
業務費用
人件費(職員給与費、退職手当引当金繰入額等) 217億2,746万円
経常費用
業務費用
物件費等(物件費、減価償却費等) 404億4,464万円
経常費用
業務費用
その他の業務費用(徴収不能引当金繰入額等) 7億5,213万円
経常費用
移転費用
補助金等 724億3,542万円
経常費用
移転費用
社会保障給付 407億3,687万円
経常費用
移転費用
その他 15億3,299万円
経常費用 計(A) 1,776億2,952万円
経常収益 使用料及び手数料 23億7,577万円
経常収益 その他 30億8,181万円
経常収益 計(B) 54億5,758万円
純経常行政コスト (C)=(A)-(B) 1,721億7,195万円
臨時損失 資産除売却損等 5,250万円
臨時損失 計(D) 5,250万円
臨時利益 資産売却益 370万円
臨時利益 計(E) 370万円
純行政コスト (F)=(C)+(D)-(E) 1,722億2,074万円
区民1人当たりの行政サービスに要したコスト 約60万円

備考1:区民1人当たりの行政サービスに要したコストは、7年1月1日現在の人口1人当たりで算出しています。なお、公共施設の整備などの資産形成につながる支出は含まれません。

 貸借対照表(表3)の「純資産合計」に計上されている数値の1年間の変動を示した表です。5年度末の純資産残高(A)が約3,712億円に対し、6年度末の純資産残高(C)は約3,797億円となり、約85億円増加(B)しました。

区分 金額
前年度末純資産残高(A) 3,711億7,559万円
純行政コスト △ 1,722億2,074万円
財源 1,808億1,332万円
財源
税収等
1,123億7,798万円
財源
国県等補助金
684億3,534万円
無償所管換等 △ 5,889万円
本年度純資産変動額(B) 85億3,369万円
本年度末純資産残高(C)=(A)+(B) 3,797億928万円

 

 一会計年度において、資金がどのように調達・活用されたかを、3つの区分に分けて示した表です。業務活動収支で、6年度は約138億円の余剰(A)が生じました。これが、道路・学校等の公共施設整備や、基金の積立・地方債の償還などの投資・財務的活動の財源となっています。6年度の資金収支は約4億円の増加(D)となり、歳計外現金は約3億円の増加(H)となったことから、年度末現金預金残高(J)は、約119億円となっています。

区分 金額
業務活動収支
業務支出(人件費、物件費、補助金、社会保障給付等)
1,713億788万円
業務活動収支
業務収入(税収、補助金、使用料及び手数料等)
1,851億5,573万円
業務活動収支
臨時支出(災害復旧事業費等)
0円
業務活動収支
臨時収入
0円
業務活動収支
計(A)
138億4,785万円
投資活動収支
投資活動支出(公共施設等整備費、基金積立金等)
205億5,836万円
投資活動収支
投資活動収入(補助金、基金取崩等)
73億4,690万円
投資活動収支
計(B)
△ 132億1,146万円
財務活動収支
財務活動支出(地方債償還等)
31億8,808万円
財務活動収支
財務活動収入(地方債発行)
29億4,400万円
財務活動収支
計(C)
△ 2億4,408万円
本年度資金収支額(D)=(A)+(B)+(C) 3億9,231万円
前年度末資金残高(E) 71億4,732万円
本年度末資金残高(F)=(D)+(E) 75億3,963万円
前年度末歳計外現金残高(G) 39億9,390万円
本年度歳計外現金増減額(H) 3億 4,432万円
本年度末歳計外現金残高(I)=(G)+(H) 43億3,822万円
本年度末現金預金残高(J)=(F)+(I) 118億7,785万円

 主要な公共施設における施設全体のコスト(人や管理運営にかかるコストなど)の状況を明らかにし、区民1人当たりの税金充当額など単位別のコストを示した表です。これらのコストを基に、より効率的・効果的な施設の管理運営に努めていきます。

施設名称 すみだ共生社会推進センター 社会福祉会館 みどりコミュニティセンター 本所地域プラザ 八広地域プラザ すみだ生涯学習センター すみだトリフォニーホール すみだ北斎美術館 スポーツプラザ梅若 ひがしんアリーナ(区総合体育館)
施設全体のコスト 1億1,116万円 9,906万円 1億656万円 8,137万円 1億2,963万円 3億677万円 10億3,804万円 3億1,445万円 5,090万円 4億7,399万円
区民1人当たりの税金充当額 373円 343円 373円 285円 454円 1,074円 3,584円 1,101円 179円 1,659円
施設名称 すみだスポーツ健康センター すみだ産業会館 いきいきプラザ 横川橋保育園 亀沢保育園 文花児童館 押上駅前自転車駐車場 錦糸町駅北口地下自転車駐車場 錦糸町駅南口地下自転車駐車場 すみだ郷土文化資料館
施設全体のコスト 2億1,872万円 6,906万円 6,337万円 2億8,682万円 2億9,187万円 7,191万円 1億1,106万円 1億5,256万円 7,741万円 1億4,816万円
区民1人当たりの税金充当額 766円 140円 157円 970円 944円 234円 175円 304円 196円 516円

備考1:広く区民に利用されている公共施設のうち、原則として受益者負担のある施設や利用者が相当数ある施設から、20施設を選定して作成しました。
備考2:各施設の行政コストなどの詳細は、区HPをご覧ください。
備考3:区民1人当たりの税金充当額は、6年4月1日現在の人口1人当たりで、施設全体のコストから収入を差し引いた金額を算出したものです。

 財政状況を早期に把握し破綻を防ぐため、下表の4区分による健全化判断比率を算出しています。6年度決算では、4区分全てが国の定める早期健全化基準を下回り、区の財政が健全であることを示しています。

区分 墨田区 早期健全化基準(参考)
実質赤字比率 11.25パーセント
連結実質赤字比率 16.25パーセント
実質公債費比率 0.0パーセント 25.00パーセント
将来負担比率 350.00パーセント

備考1:6年度決算では、全ての会計で黒字となったため、実質赤字比率・連結実質赤字比率は算出されませんでした。また、将来負担比率は、充当可能財源が将来負担額を上回ったため、算出されませんでした。

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