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令和元年度定例会2月議会における区長施政方針

更新日:2020年2月6日

 令和元年度定例会2月議会の初日である2月5日、山本区長が令和2年度の区政運営に対する基本的な考え方を示した施政方針説明を行いました。

はじめに

 令和元年度定例会2月議会の開会に当たり、令和2年度の施政の方針を申し述べます。
 昨年は、4月に区議会議員選挙及び区長選挙が行われ、私は、皆様の信託を受け、二期目の区政運営の重責を担わせて頂くこととなりました。墨田区議会も新たな構成のもと、第19期がスタートしました。区議会をはじめ多くの皆様のご理解とご協力をいただきながら、新時代に入った区政を前に進めることができました。
 そして、令和2年度は、基本計画の前期最終年であり、“夢”実現プロジェクトの成果が目に見える形になるとともに、将来にわたる本区の発展への大きな一歩を踏み出す年となります。
 まず、区内初の大学となる「情報経営イノベーション専門職大学」が4月に開学し、教育・産業をはじめ様々な分野において、大学のあるまちづくりが本格始動します。
 また、隅田公園・北十間川テラス・東武鉄道高架下が一体整備され、様々な人々が集い、楽しむことが出来る憩いの空間、エリアに生まれ変わります。夏には両国リバーセンターのオープンが予定されており、本区の特色である水辺の景観を活かしつつ、区民の皆さんが快適・便利に暮らし、新たな交流が生まれるまちへと進化するなど、令和2年度のすみだは、大きく変貌していきます。
 そして、いよいよ7月に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック大会では、多くの人々が訪れ、賑わう、「国際文化観光都市」ヘの歩みを進めるとともに、未来を担う子どもたちの思い出に残り、レガシーとして受け継がれるよう、一層の気運の醸成と、大会の成功に向けた準備等、着実に取り組んでいきます。
 一方で、昨年の台風に対する区の対応については、様々な課題もあったことから、その教訓を十分に活かし、万全な体制で、今後の災害対応に臨んでいきます。
 私は、「すみだの“夢”」実現に向けて、一貫して掲げる「民間感覚と区民目線による、更なる可能性を追求した区政の展開」、そして「スピード感のある、区民に開かれた区政の推進」の二つの基本姿勢を堅持し、誰もが明日への希望を抱きながら、その能力を発揮し、夢を叶えることができるまち、区民が誇れるまち「すみだ」の実現をめざして、引き続き区政運営に邁進していきます。

景気と国・都の動向

 次に、景気の動向と、国や都の予算についてです。
 政府は、令和2年度の経済見通しにおいて、「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」の円滑かつ着実な実施などにより、我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展する中で、内需を中心とした景気回復が見込まれるとして、実質GDP成長率1.4%程度、名目成長率を2.1%程度としています。
 なお、先行きのリスクとして、通商問題を巡る動向、中国経済の先行き、英国のEU離脱、中東地域を巡る情勢等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとしています。
 こうした中で、国の予算は、消費税増収分を活用した社会保障の充実、経済対策の着実な実行、歳出改革の取組の充実により、経済再生と財政健全化を両立する予算として、一般会計の総額が102兆6,580億円と、2年連続で100兆円を超える予算案となっています。
 また、都の予算は、「東京2020大会を確実に成功させるとともに、『成長』と『成熟』が両立した、輝ける『未来の東京』を創る予算」と位置付けて編成され、予算規模は、7兆3,540億円となり、過去最大となった昨年度に次ぐ予算規模となっています。
 中小・零細企業が多く集積する本区においては、未だ景気回復の実感が薄い状況にあり、引き続き、国や都の動向を注視し、それらの施策の効果が表れ、区民生活の向上につながっていくことを期待しています。

令和2年度 区政運営の基本的考え方

 次に、令和2年度の区政運営の基本的な考え方についてです。
 第一に、基本計画に掲げる「すみだの“夢”実現プロジェクト」を着実に推進するとともに、これまでの成果と課題を十分に点検・検証し、政策目標達成に向けた効果的な取組を積極的に展開することにより、区政のステージアップを図ります。
 第二に、東京2020大会を通じて“共生”の理念を育み、地域や人とのつながりを実感できる“すみだ”らしい共に支え合う社会の実現につなげます。
 第三に、持続可能な行財政運営のために、重点施策への“選択と集中”を進めます。
 以上の基本的考え方を踏まえるとともに、予算編成の過程においては、次の3点を念頭におき、取りまとめを行いました。
 一点目は、気候変動に伴う猛暑や、昨年の台風第19号など、相次ぎ発生した自然災害を教訓とした対策、更なる高齢化への対応、待機児童の解消など、誰もが住みなれた地域で安心して、いきいきと暮らし続けられるまちづくりを着実に推進していく必要があること。
 二点目は、東京2020大会を契機に、次世代に継承するソフト・ハード両面でのレガシーの構築に向けての取組みを進めていく必要があること。
 三点目は、新たな時代に初めて編成する予算として、直面する課題に的確に対応するとともに、基本計画前期4か年の成果を、最終年の飛躍につなげて、次のステージへの道を拓き、すみだの“夢”実現に向けての歩みを進めていくという思いを込めたことです。

区財政を取り巻く状況

 次に、本区の財政を取り巻く状況についてです。
 本区の財政状況は、ここ数年の納税義務者数の伸びや、良好な企業業績等を背景に、特別区民税や特別区交付金が増収となり、基金残高も着実に増加するなど、財政基盤の確立を図ってきました。
 しかし、歳出面では、子育て支援施策の充実や、高齢化の進展による扶助費の増加等が引き続き見込まれるとともに、歳入面においては、国による法人住民税の一部国税化などにより特別区は今後も減収を強いられ、将来にわたる区財政への影響が懸念されます。
 引き続き、景気動向等も注視しながら、国における地方税の不合理な税源偏在是正措置に対しては、特別区の立場・考えをしっかりと主張していきます。

令和2年度予算案の位置付け・規模

 以上の基本的な考え方と状況のもとで、令和2年度予算案は、「令和の時代のすみだを創るさらなる“飛躍”と“夢”実現に向けた予算」と位置付けて編成しました。
 各会計の予算規模は、一般会計が1,247億5,900万円で、前年度と比べて52億4,400万円、4.4%の増、国民健康保険特別会計が262億6,900万円で2.2%の減、介護保険特別会計が238億5,600万円で5.6%の増、後期高齢者医療特別会計が59億5,700万円で4.1%の増となり、特別会計を含む区の予算総額は、1,808億4,100万円で、対前年度比61億4,500万円、3.5%の増となっています。
 次に、一般会計の、歳入歳出科目の主な増減について、ご説明します。
 まず、歳入ですが、特別区税全体では、納税義務者数の増加などに伴い、対前年度比12億4,400万円、5.1%増の254億5,700万円を計上しており、そのうち特別区民税は、対前年度比12億9,100万円、5.9%増の233億4,200万円を計上しました。特別区交付金は、都区財政調整の財源見通しを踏まえ、前年度より21億100万円減の402億6,300万円を計上しています。一方、地方消費税交付金については、消費税率引き上げ及び暦日要因の影響等により、前年度より12億4,200万円増の63億5,100万円を計上しました。
 基金からの繰入金は、前年度より約15億5,100万円増の約35億7,300万円を、特別区債については、前年度より10億3,400万円増の38億4,600万円を、それぞれ計上しています。
 次に、歳出についてです。民生費が、幼児教育・保育の無償化に伴う子育て世代への経済的負担軽減等により、1.4%増の約688億7,500万円となり、民生費のみで一般会計予算額の約55%を占めています。
 また、土木費は、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)立体化事業や、無電柱化の推進等により、4.9%増の約117億7,400万円、教育費は、子どもの可能性を伸ばす教育の推進に向け、学力向上「新すみだプラン」の推進や不登校対策の充実の一方で、学校施設の工事終了等により、1.2%減の約98億5,300万円となっています。これら民生費・土木費・教育費の3分野で、一般会計予算額の約73%を占めています。

令和2年度の主要事業

 次に、予算を重点的に配分した主要事業について、述べさせていただきます。

 まず、“夢”実現プロジェクト1の『暮らし続けたいまち』の実現です。
 「子ども・子育て支援を充実させ、笑顔があふれるまちづくり」のうち、1点目は、「子ども・子育て支援が徹底整備されたまちづくり」です。
 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援として、産後ケア事業にデイケア型を追加し、拡充することや、出産・子育て応援事業や、母子訪問指導を引き続き実施します。さらに、新たに骨髄移植等ワクチン抗体喪失児の再接種費用助成を行うなど、子どもを安心して産み育てられる環境の充実を図ります。
 また、区立保育所への民間活力導入の推進や私立保育所等への整備助成を行い待機児解消の取組を推進するとともに、保育施設に対する巡回調査・指導を強化し、保育の質の向上を図ります。加えて、公営の区立保育所において、新たに紙おむつ処理サービスを導入します。
 「文花・両国 両子育てひろば」のオープンも予定され、地域の子育て支援を着実に推進するほか、新たに、子育て支援活動の活性化事業や、地域子育て支援拠点の事業運営支援を行います。また、学童クラブの増設や、整備・運営の支援を行い、多様な手法による子育て支援を進めます。さらに、児童虐待を未然に防止する観点から、養育支援訪問事業の充実を図ります。
 2点目は、「知・徳・体の充実を図る教育による将来のすみだを担うひとづくり」です。
 スクールサポートティーチャーの配置拡充など、学力向上「新すみだプラン」や国際理解教育を着実に推進し、引き続き、子どもの可能性を伸ばす教育に取り組んでいきます。
 また、不登校防止対策を推進するため、校内スモール・ステップルームの設置を拡充します。
 教育環境や避難所施設としての環境向上に向け、全小学校への屋内運動場空調設備の導入を進め、安全・安心な学校施設の整備を図ります。
 さらに、部活動指導員の配置を拡充し、教職員の働き方改革を推進していきます。
 3点目は、「緑豊かな公園など、子育てしやすい住環境づくり」です。
 子育て世帯の定住促進支援を継続するとともに、公園・児童遊園再整備を推進することで、子育てしやすい環境を整備していきます。

 次に、「地域力日本一の、住んでいてよかったまちづくり」のうち、1点目の「災害に強い安全・安心なまちづくり」です。
 引き続き、鐘ヶ淵・京島・北部中央地区の密集市街地の整備や、木密地域不燃化10年プロジェクトなどにより、不燃化や耐震化を促進していきます。
 また、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)立体化事業をはじめ、橋梁の架替え・長寿命化や、無電柱化を推進し、まちの安全性を高めていきます。
 さらに、災害時の高齢者・障害者等の要配慮者の安全・安心確保のため、要配慮者支援体制の強化を図るとともに、災害医療体制の見直しを行います。また、情報提供体制の強化として、避難場所等において、新たな通信インフラ(地域BWA)を利用したWi-Fiアクセスポイントを設置し、地域防災力の向上を図ります。
 2点目は、「誰もが安心して暮らし続けられるまちづくり」です。
 受動喫煙による健康被害から区民を守るため、新たに公衆喫煙所整備費補助を実施します。また、区民の健康づくりや母子保健等の拠点として、新保健施設等複合施設の整備を進めます。
 さらに、知的重度障害者グループホームや地域密着型サービス施設、都市型軽費老人ホームの整備を支援するほか、介護予防普及啓発や高齢者の地域包括ケアシステムを推進し、住み慣れた地域で安心して暮らせる環境づくりを推進します。
 また、自殺対策として、若者の居場所づくりの支援を行っていきます。
 3点目は、「地域力を高めるコミュニティとひとづくり」です。
 町会・自治会会館建設等補助金の上限額引上げなど、町会・自治会活動への支援を強化し、課題の解決や、活性化を図ります。また、新たに空き家対策プラットフォーム事業に取り組み、地域力の基盤を強化していきます。

 次に、プロジェクト2の『働き続けたいまち』の実現です。
 1点目は、「新たなビジネスが生まれ、活発な交流が進むまちづくり」です。
 区内産業の一層の活性化に向けて、ベンチャー企業と区内企業との連携促進を図るため、すみだビジネスサポートセンターの体制強化や、今日的課題の解決に挑戦するベンチャー企業の誘致や集積を進めます。また、STEAM人材育成やスタートアップ企業向け情報発信など、ものづくりスタートアップ企業との連携を促進します。
 さらに、区内事業者の経営支援として、商工業融資制度の充実を図るとともに、操業環境改善への支援を強化します。
 加えて、地域ブランド戦略をはじめ、ものづくり施策全体のブランディングの見直しや、事業の再構築を図るとともに、プロモーションキャンペーンの展開など、発信力を強化します。また、東武鉄道高架下の新商業施設「東京ミズマチ」内に産業支援施設を開設し、新たな“すみだ”のものづくりのプロモーションの場としていきます。
 商業活性化への取り組みとして、地域力を育む商業空間づくりの推進や、商店街チャレンジ戦略支援の推進、地域連携型イベント等への支援を行います。
 2点目は、「ワーク・ライフ・バランスを実現し、女性も男性も輝き、活躍できるまちづくり」です。
 女性活躍・働き方改革アドバイザーの派遣をはじめ、男女共同参画のさらなる推進や、ワーク・ライフ・バランスの普及啓発に引き続き努めていきます。
 3点目は、「夢をかなえたい若者や、元気な高齢者・障害者が活躍できるまちづくり」です。
 就職相談事業の充実やハローワークとの連携を進めて、働きたい人の就労支援・区内事業者の雇用促進の観点から、取組を進めていきます。また、シルバー人材センターの運営支援、障害者就労支援総合センターの運営など、高齢者・障害者の就労支援を行っていきます。

 次に、プロジェクト3の『訪れたいまち』の実現です。
 1点目は、「誰もが安心してまち歩きを楽しめる国際的なまちづくり」です。
 隅田公園・北十間川テラス・東武鉄道高架下の新商業施設等との一体整備により、水辺と緑を活かした新たな憩いの場と賑わい空間が誕生するとともに、両国リバーセンターのオープンなど、本区の特色ある水辺を活用した魅力向上の取組を推進します。
 また、東京2020大会と北斎生誕260年を契機とした関連イベント等を通じて“北斎のまち すみだ”を積極的にPRするとともに、「隅田川 森羅万象 墨に夢」プロジェクトにより、引き続き、文化芸術による本区の魅力発信に努めます。
 さらに、歩行者・自転車通行空間や道路バリアフリー整備、無電柱化を推進し、安心してまち歩きを楽しめる環境を整備します。
 2点目は、「観光とものづくりが融合したまちづくり」です。
 地域ブランド戦略の再構築とともに、3M運動や新たな“ものづくり”のプロモーションの場ともなる産業支援施設を活用し、“すみだ”の優れた“ものづくり”技術と、その魅力の区内外への発信を強化します。
 3点目は、「“おもてなしの心”を育むまち・ひとづくり」です。
 ここでは、東京2020大会における「区独自ボランティア」の活動や、オリンピック・パラリンピック教育を推進し、“おもてなし”の心で来街者を迎える担い手を育成・支援します。

 次に、これら3つのプロジェクトを効果的に推し進める『シティプロモーション戦略』についてです。
 1点目は、「まちへの愛着、誇りを育むまちづくり」です。引き続き「旧安田庭園」の再整備を進めるほか、両国、向島地区において、地域DMOの取組を支援します。
 また、4月に開学する情報経営イノベーション専門職大学や、来春開設予定の(仮称)千葉大学デザイン・建築スクールとの連携を強化し、大学のあるまちづくりを進めるほか、本区の特色である“水都すみだ”の魅力向上の取組を推進します。
 2点目は、「区外からの共感や憧れを生むまちづくり」です。
 東京2020大会に向けた集中的な情報発信や、すみだの魅力発信サイト、すみだ子どもPR大使、すみだの魅力フォトコンテスト等を通じて、すみだの魅力を発信していきます。
 また、パリ7区との交流を進めるほか、台東区をはじめとする国内の友好都市との交流も引き続き行っていきます。
 3点目は、「シティプロモーションを担うひとづくり」です。
 地域の課題を自主・自立的に解決していくための「地域力向上プラットフォーム」の活用や、多文化共生の推進、タウンミーティングの開催等を行っていきます。

 最後に、東京2020大会に向けた取組です。
 本区を訪れる方々がより快適に過ごせる取組として、クールシェアマップ作成などの暑さ対策や、歩行者・自転車通行空間の整備、旧安田庭園の再整備を行います。
 また、ボクシングイベントをはじめ、節目の時期を捉えた様々な競技体験イベント等を実施するとともに、これまで展開してきたキャラクターの活用やシティドレッシング等を、引き続き効果的に実施し、大会成功への気運を更に醸成します。
 大会開催時にはコミュニティライブサイトを開設し、競技やスポーツへの関心を高めていきます。また、オリンピック・パラリンピック聖火リレーについては、ミニセレブレーションの実施など、区の魅力を世界中に発信するチャンスと捉え、成功につなげます。
 さらに、東京2020大会の理念である“共生社会の実現”に向けては、オリンピック・パラリンピック地域協議会や区独自ボランティアとしての活動を通じて、更なるボランティアマインドの醸成と活動の機会を提供します。
 加えて、大会を契機としたスポーツ・文化・教育の振興を図るほか、昨年開設の総合運動場等を活用したスポーツによる健康づくり、ボランティアやおもてなしを通じた区民の活躍や多文化共生、教育における児童・生徒の国際感覚の醸成の取組みなどを、レガシーとして次世代につなげていきます。

行財政改革の推進

 次に、行財政改革についてです。
 基本計画に掲げた施策を効果的・効率的に推進していくためには、「行財政改革実施計画」に基づく取組を着実に進めるとともに、「第2次公共施設マネジメント実行計画」による公共施設の再編とライフ・サイクル・コストの一層の低減に取り組むなど、これまで以上に行財政改革の推進が求められます。
 そこで、昨年作成した「財政白書」で明らかになった、区の財政構造と課題を踏まえて、次期「行財政改革実施計画」の策定に着手し、行政として担うべき業務の「選択と集中」をより一層進め、事務事業の見直しや業務改善の取組を通じて、持続可能な財政基盤の確立と簡素で効率的な行政システムの構築を進めます。具体的には、RPAの本格導入やAI-OCRの導入に向けた実証実験の実施など、ICTの推進を図り、全庁的な業務量の削減、区民サービスの向上と業務の効率化を進めます。併せて、民間活力の活用や指定管理者制度の導入を進めていきます。
 公共施設マネジメントの推進では、民間活力を活用した施設運営の拡充に取り組むほか、令和元年度末までに廃止する錦糸土木事務所やすみだ清掃事務所亀沢事業所などの利活用を図るとともに、未利用公有地の活用方針についても、基本計画の中間改定のなかで検討し、方針を示します。
 歳入の確保では、区民税・国民健康保険料等の徴収率向上に係る取組みのほか、区施設へのネーミングライツの導入や区立公園内における自動販売機の設置など、新たな歳入の確保策を実施しており、今後も引き続き、検討を進め、自主財源の確保に努めていきます。
 このほか、ゼロ予算で効果を上げる取組みや、区民の利便性を向上させる取組の推進を図ります。

結びに

 結びになりますが、私は、このすみだのまちには大きな可能性があり、これを着実に開花させること。また、区民福祉の向上を図り、誰もが「この街に住んで良かった」と実感することが出来るまちを目指し、すみだの夢実現に向けて全力で取り組んできました。
 令和2年度は、そうした取り組みの成果が表われ、次のステージへ力強く前進していく年であり、絶好の機会でもあります。
 一方で、様々な課題も山積しており、解決に向けて、一つ一つ丁寧に取り組んでいくことが重要です。
 これからも人と人、地域と人のつながりを大きな力とし、区議会の皆様、区民や事業者の皆様と共に、区職員も一丸となって「オールすみだ」で、令和の時代のすみだを、創り上げ、夢と希望にあふれ、どこよりも素敵で魅力的なまちを実現したいと考えます。
 以上、私の令和2年度施政方針の考え方を述べさせていただきました。区議会の皆様におかれましては、今回提案しております各議案について、それぞれ適切なるご決定を賜りますよう、併せてお願い申し上げます。
 ご清聴、ありがとうございました。

(注)本文は、口述筆記ではありません。表現等について、若干の変更のある部分があり得ますので、御了承願います。

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