このページの先頭です
このページの本文へ移動
本文ここから

28万人の平和メッセージ事業について

ページID:927299784

更新日:2025年3月10日

 墨田区は、平成元年に「平和福祉都市づくり宣言」を行いました。
 この宣言は、関東大震災と東京大空襲の2度の大禍を経験している墨田区の過去に思いを起こしつつ、未来にわたって国内外の平和の実現と、人々の福祉の向上の実現になお一層努力することを誓ったものです。
 この趣旨の実現に向けて、東京大空襲のあった3月に毎年、平和祈念行事「28万人の平和メッセージ」として、以下の3つの事業を実施しています。
 (※事業名の「28万人」は、墨田区の人口に由来しています。)

1 平和のオブジェ

 区内外のたくさんの方々が平和への願いを込めて折った鶴で、区役所1階アトリウムの壁面に「平和のオブジェ」を制作しています。
 毎年、東京大空襲のあった3月10日頃の完成を目指し、ボランティアの方々と一緒に制作しています。
 

現在の「平和のオブジェ」について

 オブジェのテーマ 終戦から80年 ~歴史から学び、未来へ~
 
2025年は、終戦80年の節目の年にあたります。
第2次世界大戦が終わってまもない昭和22年(1947年)、本所・向島の両区が一つになり、墨田区が誕生しました。当時の人口はわずかに14万人でしたが、やがて焼け跡にも住宅や工場が建ち、産業のまちとして復興してきました。同28年(1953年)には工場数が戦前を上回り、商業面でも飛躍を遂げ、30年代の高度成長期を迎えます。急速な経済発展のなかで、工場には新技術が導入され、大型店舗やスーパーも進出、道路などの生活環境も急速に整備されました。人口は、昭和38年(1963年)の32万6千人をピークに減少傾向をたどりましたが、近年は増加に転じています。
たび重なる災害を乗り越え、今日のすみだを築いてきた人々。明日の墨田区を築き、さらに飛躍させる願いを込めて、平和への想いを世界に発信し続けていきます。

※R8年以降はすみだリバーサイドホールの大規模改修のため休止となります。

 毎年1月下旬から、鶴を折っていただける方やオブジェの制作ボランティアの方を募集しています。興味のある方は、ぜひご協力ください。
 ご協力いただいた方には、折鶴再生紙「すみつる」をお配りしています。「すみつる」は、過去に展示された墨田区平和のオブジェに使用した折鶴を昇華し、再生したものです。再生紙の所々に折鶴が盛り込まれており、カラフルで可愛らしい厚紙です。

鶴を折っていただける方や制作ボランティアの募集について

2 平和祈念コンサート

 毎年3月10日頃に「平和のオブジェ」の完成披露を兼ねて、オブジェの前で新日本フィルハーモニー交響楽団メンバーよるオープニングコンサートを実施しています。
 コンサートは入場無料ですので、皆さまお誘いあわせの上、ぜひご来場ください。

3 平和メッセージ展

 区民や著名人の方々から平和への思いを詩や絵、文章などにつづった「メッセージ」を募集し、3月10日頃から約2週間、区役所1階アトリウムに展示します。
 毎年、墨田区民の方々をはじめ、各界の数多くの著名人の方々がメッセージを寄せてくださっています。

お問い合わせ

このページは文化芸術振興課が担当しています。

注目情報