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更新日:2005年5月11日
ホルムアルデヒドの移染
ホルムアルデヒドは、気体で、また水に溶けやすいので、空気や水蒸気を媒体として、他のものに付着・吸収されやすい性質があります。このため、ホルムアルデヒドを含まない製品を、ホルムアルデヒドを含んでいる空気中に置いたり、ホルムアルデヒドを含む物(発生源)に接触させておくと、ホルムアルデヒドを検出するようになります。この現象を「ホルムアルデヒドの移染」といいます。
赤ちゃんの衣料
衣料品の多くは、防縮・防しわ加工などの目的でホルムアルデヒドが使用されていますが、皮膚刺激性が強いため、赤ちゃんの衣料(生後24ヶ月以内)からは検出してはならないことになっています。
ホルムアルデヒドの発生源
使用されている木材によっては、タンス等の内部でホルムアルデヒドが放散します。その他規制対象外の繊維製品(カーテン等)、壁紙用接着剤、合成樹脂版、タバコの煙などもホルムアルデヒドの発生源となります。
繊維の種類によるホルムアルデヒドの移染のしやすさ
移染しやすい繊維
絹、毛
どちらともいえない繊維
綿、レーヨン、ナイロン
移染しにくい繊維
アクリル、ポリエステル、ポリプロピレン
新しく購入した赤ちゃんの衣料は洗濯してから使いましょう
新しく購入したり、長期間タンスに保管した赤ちゃんの衣料は洗濯してから使いましょう。
ホルムアルデヒドは水に溶けやすいので洗濯すればほぼ取り除くことができます。
赤ちゃんの衣料を保管するときに、ちょっと気をつけること
タンスから刺激臭がしたり、目がチカチカしてホルムアルデヒドの移染が心配なときは、ポリ袋やチャック付ビニール袋に入れてから保管すると安心です。
プラスチック製の衣装ケースなどはホルムアルデヒドの移染の心配はありません。
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