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MTBI(軽度外傷性脳損傷)について

ページID:613485744

更新日:2023年5月26日

スポーツ外傷や交通事故などで、頭を強く打ったり、強く揺さぶられると、脳に衝撃が伝わり、脳損傷が起こることがあります。WHOの定義で30分以内の意識喪失、24時間未満の外傷性健忘※を示す脳損傷はMTBIと呼ばれます。

※健忘とは、きっかけとなった出来事の数秒前、数日前、さらに前、またその後に起こった体験や出来事を思い出す能力が部分的または完全に失われる障害です。

MTBIをおこす原因

  • 交通事故
  • 転倒
  • 高所からの転落
  • スポーツ外傷
  • 乳幼児の揺さぶり
  • 暴力など

MTBIの主な症状

  • 高次脳機能障害:注意散漫になる、集中できない、言葉がうまく話せない、情緒不安定になる等
  • 発作性意識障害:てんかん発作
  • 運動まひ、感覚まひ:手足の動きが悪い、手足の感覚がにぶい
  • 脳神経のまひ:においがしない、見えにくい、味がしない、水にむせるなど
  • 括約筋の障害:尿や便の出方が今までと違う

頭を打った時の対応

MTBIは頭を打ってすぐには症状がなく、数時間から数日、場合によっては、さらに経過してから症状が現れることがあります。交通事故や転倒などで頭を打った後に、次のような症状があるときは、医療機関を受診しましょう。

  • 意識状態がいつもと違う
  • 頭をぶつける前のことが思い出せない
  • 手足がしびれる
  • 手足の力が入らない
  • 吐き気がする
  • 頭が痛い

診断

診断には詳しく診察をする必要性があります。また、脳の病変が画像に写らないことが多く、脳神経外科や整形外科など複数の診療科の協力による総合的な診断が求められます。

頭をぶつけないように注意をしましょう

  • ヘルメットや防具、チャイルドシートなどを適切に使用して、頭部への衝撃を軽減し、頭が強く揺さぶられることがないようにしましょう。
  • 転倒予防のために、手すりをつけたり、段差を解消すなど環境を考えましょう。
  • 赤ちゃんを強く揺さぶらないようにしましょう。

理解と支援

MTBIと診断されないまま、様々な症状に悩まされている方がいます。また、MTBIは外見上で症状があることがわかりにくく、周囲の理解や配慮が得られにくいといった問題があります。社会生活のしづらさについて、私たち一人一人の理解と支援が求められています。

相談窓口

  • すみだ福祉保健センター(高次脳機能障害について)電話:03-5608-3738
  • 向島保健センター(療養・精神障害者保健福祉手帳について)電話:03-3611-6135
  • 本所保健センター(療養・精神障害者保健福祉手帳について)電話:03-3622-9137
  • 障害者福祉障害者相談係(身体障害者手帳について)電話:03-5608-6165

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このページは保健予防課が担当しています。

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