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障害者差別解消法パンフレット(好事例集版)を紹介します

ページID:923106341

更新日:2020年7月16日

障害のある人もない人も笑顔で暮らせるすみだへ

 障害のあるなしにかかわらず、お互いの人格や個性を尊重し合いながら暮らせる社会をつくるために「障害者差別解消法」は定められました。また、働く場面においては、「障害者雇用促進法」が改正されました。
 私たちのまちには、障害のある人にも利用しやすい設備のお店や施設、働きやすい職場環境を整えている会社が増えています。その一部を好ましい事例(好事例)としてご紹介します。

表紙画像
すみだふれあいセンター福祉作業所のメンバーが描いた絵を使用しています

障害者差別解消法

  • 障害を理由にサービスの提供を拒否するなどの「不当な差別的取扱い」を禁止しています。
  • 障害のある人から何か配慮を求められたときに、負担が重すぎない範囲で対応する「合理的配慮の提供」が必要です。

障害者雇用促進法(一部改正)

  • 障害のある人の雇用について職業の安定を図るための法律です。
  • 新たに、障害のある人に対する「差別の禁止」 と働く環境の「合理的配慮の提供」等の項目が加えられました。

好事例1】できることからやってみる

カフェ さぶたけ
住所:墨田区東向島2-31-17 電話:090-3548-3158

 ご近所のお年寄りから、タワーマンションの新住人やベビーカーを押すママまで、さまざまなお客様が集う曳舟のカフェさぶたけ。
 「人は歳をとればいつかは障害者になるのだから、このお店を障害のある人もない人もみんなで助け合えるような場所にしていきたい」と語るのはオーナーの工藤千江子さん。
 実は工藤さん、8年前に脳梗塞を患いご自身も障害者の一人に。その後、リハビリをしながら少しずつ回復し、このお店を開くことができました。店内のテーブルもトイレも、車いすの方の使い勝手を想像しながら選ばれたそうです。現在も、できる範囲で工夫して内装に手を入れ続けています。明るく元気な工藤さんの人柄に接し、この店に多くの方が集う理由がわかるような気がしました。

カフェさぶたけの写真
入口には緩やかなスロープを設け、車椅子やベビーカーでもお店に入りやすいように配慮がされています

好事例2】だれもが楽しめる空間を作る

すみだ水族館
住所:墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F 電話:03-5619-1821 (午前9時から午後9時まで)

 障害のある方もない方も、同じように楽しんでもらえる施設「すみだ水族館」。スロープやエレベーターが完備され、階段でしか行けない水槽は1つもありません。水槽を見る目線にも配慮があり、車いすで楽しんでもらえるように工夫されています。
 たとえば、ワークショップが階段上のステージで開催されていても、車いすの方からご要望があれば、階段下で参加できるよう対応して、お断りすることは決してないそうです。
 館内の3か所のお手洗いには、すべてに多目的トイレが設置され、その広さに驚かされます。
 そのためか、障害のある方々が団体で遊びに来られることも多く、「多目的トイレが利用しやすい」「救護室があるので、何かあっても安心」という声もいただくそうです。

すみだ水族館の写真

好事例3】個性にあった仕事を提供する

富士印刷株式会社
住所:墨田区立川3-13-9 電話:03-5625-1721

 墨田区立川にある富士印刷株式会社では、さまざまな印刷物の製作が行われています。すみだ障害者就労支援総合センターからの紹介で、この印刷工場に勤めることとなった中村浩さんは入社して8年目になります。
 地道な作業にも積極的に取り組むことが得意な中村さんは、印刷された紙の検品と梱包を担当しています。こちらの会社ではその人個人の適性に合った仕事内容を選ぶという配慮をとても大切にしています。
 意思表示が控えめな中村さんですが、最近仕事をしづらそうにしている様子に同僚の方が“もしかして老眼のためではないか?”と気づきました。今では老眼鏡をつけて仕事もはかどっているそうです。職場の仲間の心配りがチームワークや業務の質の向上につながっています。

富士印刷の写真

好事例4】働きやすい環境をつくる

コネクシオウィズ株式会社
住所:墨田区菊川3-17-2アドン菊川ビル2F

 コネクシオウィズは、スマートフォン・携帯電話の販売やソリューションサービスを提供する親会社のコネクシオの特例子会社(※1)としてさまざまな業務を受託しています。
 現在32名の障害のある人が働き、携帯ショップの販促用品作成や携帯電話の流通加工などの仕事をしています。毎日、業務終了後には仕事の成果や課題を共有するなど、きめ細かなコミュニケーションがとれるよう工夫され、働きやすい環境がつくられています。そうした活動が積み重なり、仕事の質も向上し、コネクシオからの信頼も厚く、コネクシオウィズは今では不可欠な存在になっています。
 磯広信さんは、入社4年目。はじめは仕事やビジネスマナーに慣れていなかったけれども、今では後輩に新しい業務を教える役割を担っています。教えることは難しいけれど、その仕事がうまくいき、後輩が新しい仕事を依頼された時にやりがいを感じるそうです。
※1:特例子会社とは、企業が障害者の雇用を促進する目的でつくる子会社です。

コネクシオウィズの写真

ご紹介します! すみだの福祉サポーター

電動車いすで日々を暮らしやすく

さいとう工房(斎藤省さん)
 「誰もが入手しやすい市販の車いすで、オーダーメイドに近い電動のものを作ることはできないだろうか」この思いが多機能選択型電動車いす「レル・シリーズ」を生み出しました。6輪構造で通常の車いすの約半分の直径で旋回することができるので、日本の狭い住環境でも使用することができます。障害者・高齢者に自分らしく自立した生活を送ってもらうことを願い、日々製作・開発をしています。

斎藤さんの写真

音楽が身近なものであるように

公益財団法人 墨田区文化振興財団(上野 喜浩さん)
 すみだトリフォーホールでは毎年「ようこそ!誰でもコンサート」を開催しています。これは、オーケストラを聴く機会の少ない乳幼児連れの方や障害のある方にも生演奏を聴いていただく取組みです。ステージ前に赤ちゃんがのびのびできて、車いすのまま入れるスペースを設け、リラックスした雰囲気の中、トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラの迫力ある演奏を楽しんでいただいています。

オーケストラが演奏している様子

墨田区役所における相談窓口

障害者差別に関する相談窓口

障害者福祉課 障害者相談係
電話:03-5608-6166
ファクス:03-5608-6423
メール:SYOUGAIHUKUS@city.sumida.lg.jp

障害者差別解消法の制度内容や区の施策について

障害者福祉課 庶務係
電話:03-5608-6217
ファクス:03-5608-6423
メール:SYOUGAIHUKUS@city.sumida.lg.jp

※相談内容に応じて、他の相談窓口をご紹介する場合があります。
※区の事業に関する相談は、担当部署におつなぎする場合があります。
※障害のある方の雇用に関する差別については、厚生労働省東京労働局が相談窓口となります。

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お問い合わせ

このページは障害者福祉課が担当しています。

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