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更新日:2023年4月18日
ミルクや母乳ばかり欲しがって離乳食を食べてくれません
用意した離乳食を食べてくれないとがっかりしてしまいますね。
でも、母乳やミルクしか口にしたことのない赤ちゃんにとって離乳食との出会いは未知との遭遇です。戸惑いが多くて当然です。赤ちゃんの様子をよく観察しながら、無理をせずひとさじから始めてみましょう。
- 味付けや温度、口当たりはどうか確かめましょう
- 個人の発達に応じた調理の仕方を工夫しましょう
- 赤ちゃんの気分や体調により、その時々でムラがあっても当たり前と考え、食べる量にとらわれず気持ちを楽にして進めましょう
- 衛生には十分注意しましょう
- 離乳食タイムを決め、食生活のリズムをつくっていきましょう
- 便の状態を確かめながら進めましょう
赤ちゃんの状態に合わせて進めましょう。焦らないことが大事です。また、「食べることが楽しい!おいしい!大好き!」な子どもに育つよう雰囲気づくりも大切にしたいですね。「あ~ん」と大きな口をあけて見せたり、もぐもぐ、ごっくんと飲み込むまねを見せたりして、赤ちゃんとのコミュ二ケーションを図りながら親子でたのしいお食事タイム!笑顔と「おいしいね」の言葉かけも忘れずに。
一口メモ 離乳食の進め方
開始はいつから?
生後5、6か月頃になり、首のすわりがしっかりしている、支えると座れる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる等、発育・発達が整ってきたら準備OKです。
どうやって進めたらいいの?
離乳を始めた頃は、1日1回の離乳食と母乳やミルクを授乳のリズムに沿って欲するままに与えます。この時期は、離乳食を飲み込むことや舌触り、味に慣れることが目標です。
にんじん・じゃがいもの調理例
離乳初期(5か月、6か月頃)
柔らかくゆでて、なめらかにすりつぶす
・生後7、8か月頃から離乳食は1日2回にしていきます。 母乳やミルクは離乳食の後に与えます。
また、離乳食とは別に、授乳のリズムに沿って、母乳は欲するままに、ミルクであれば1日3回程度あげましょう。
離乳食は舌でつぶせる固さが目安となります。
離乳中期(7か月、8か月頃)
柔らかくゆでて、粗くつぶす
離乳の進行に合わせて、みじん切りにする
・9か月頃からは離乳食は1日3回にし、歯ぐきでつぶせる固さが目安となります。食欲に応じて、 離乳食の量を増やし、離乳食のあとに母乳あるいはミルクを与えます。
離乳食とは別に、授乳のリズムに沿って、母乳は欲するままに、ミルクであれば1日2回程度あげましょう。
離乳後期(9か月から11か月頃)
離乳の進行に合わせて、5mm(ミリメートル)から8mm(ミリメートル)角程度に切って、柔らかくゆでる
離乳完了期(12か月から18か月頃)
手づかみ食べもできるように、柔らかい野菜スティックにする
食事のリズムを大切に
離乳が進むにつれて、「食事のリズム」が規則的になり、生活のリズムも規則的になってきます。
特に1歳を過ぎる頃になると、睡眠・食事・遊びなどの活動にメリハリが出てきます。1日3回の食事時間を規則的にすることで、時間になるとおなかがすく、という「空腹のリズム」を感じることができるようになります。そしてこのリズムを繰り返すことで生活リズムが整ってくるのです。
大切にしたい手づかみ食べ
離乳が進み、食べ物を目で確かめ、手指でつかんで口へ運ぶことができるようになると手づかみ食べが始まります。手でつかむことによって、固さや温度、大きさや形などを確かめるとともに、どの程度の力で握ればよいのかという感覚の体験につながっていきます。
また、自分で食べたいという欲求が出てきた証拠でもあります。上手に食べられた時は褒め、十分に体験させましょう。この時期は器の中の食べ物をかき回したり、床に落としたり、遊んでばかりいて食べないこともあります。そんな時は遊びと食事の区別をつけるため、食事は30分くらいで切り上げましょう。
夜あまり寝てくれず困っています
日中たっぷり寝ていませんか。安眠できる環境になっていますか。
眠れない原因をみつけ、改善してみましょう。
- 目覚めている時は抱っこしたり、話しかけたりして十分に相手をしてあげましょう
- 食事の時間や入浴の時間をできるだけ決めましょう
- 夜は部屋を暗くして静かな環境をつくり、昼と夜の区別をはっきりさせましょう
- 部屋の中が暑い、騒々しい、明る過ぎるなど眠りを妨げる環境を改善しましょう
- 体調の崩れがないか確かめましょう
睡眠のリズムは一人一人違います。
気分もおなかも満たされてぐっすり眠る赤ちゃんもいれば、ちょっとしたことでも目を覚まして大声で泣きなかなか寝てくれない子もいます。でも、やがて遊びが盛んになり生活リズムが整ってくると、まとめてぐっすりと眠ることが多くなるものです。寝やすい条件(明るさを落とした照明・風通し・室温・寝具等)を整え、わが子なりのリズムをつかんでゆったりと付き合ってあげましょう。
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