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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2020年3月1日号

墨田区長 山本 亨

 今から75年前(昭和20年)の3月10日、東京大空襲により甚大な被害を受けた墨田区は、平成元年に「平和福祉都市づくり宣言」を行い、その趣旨に基づき、様々な事業を実施しています。
 戦後50年および60年の節目の年には、戦争の悲惨さを次世代に伝えていくため、空襲や学童疎開を体験された方々に手記を寄せていただき、記録集として発行しました。
 また、平成15年度には、被災された方々に描いていただいた体験画を展示し、その後図録として刊行するなど、本区独自の取組を進めてきました。これまでに体験画の数は300点を超え、随時、すみだ郷土文化資料館で展示しているほか、作者の証言を収録したDVDを含む貸出キットを制作し、学校教育等で活用しています。
 平和福祉都市づくりの取組は、オリンピックの精神(オリンピズム)にも通じるものです。東京を舞台とするオリンピック・パラリンピックを間近に控えた今、改めて「平和」に心を寄せ、その意味を考えていただければと思います。
 さて、こちらでは、現在、区議会でご審議いただいている令和2年度の予算案についてご紹介しました。新年度は、墨田区基本計画の前期5年の最終年にあたり、これまでの成果と課題を踏まえ、中間改定を行います。令和時代の本区のさらなる飛躍とすみだの“夢”実現に向けて、区政を着実に前進させ、その成果が目に見える形となるよう、各施策を推進していきますので、皆さんのご理解・ご協力をお願いします。
 最後に、世界に広がった新型コロナウイルス感染症の終息の見込みが立っていません。区としましても、迅速かつ適切な情報提供や相談窓口の設置等、必要な対策を講じているところですが、皆さんも、うがいや手洗い、マスクの着用のほか、充分な睡眠とバランスの良い食事を心掛けるなど、予防に努めていただきたいと思います。

1月30日、令和2年度予算案を発表しました

このページは広報広聴担当が担当しています。