すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第30回は、区内の児童館で子どもたちの育成に尽力されている、伊藤 史晃さんです。
伊藤 史晃さん(石原在住)
外手児童館で、午前中は児童館業務として3歳児クラスを、午後は学童クラブを担当しています。児童館の利用者は、赤ちゃんから高校生までと幅広く、毎日数十人が来館します。「大変じゃないか?」と聞かれることもありますが、子どもの成長は毎日が新しい発見の連続で、それが楽しいところです。
今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が児童館にも大きくありました。消毒作業の徹底はもちろんのこと、鬼ごっこなど普段当たり前のようにやっていた遊びも、接触性の観点や遊び場の環境などから遊び方を一つ一つ見直す必要が出てきました。毎日が手探り状態で大変な作業でしたが、今こそ私たち職員の真の力が試されるときなんだと信じ、「どうすれば子どもたちが楽しくかつ健全に遊ぶことができるか」を念頭に対応してきました。今では、子どもたちも大分慣れてきたので、
中学生の頃、親戚に赤ちゃんが産まれたのですが、会うたびに毎回違う姿を見せてくれるので、「子どもの成長ってすごいな」と関心が湧きました。それから保育園や児童館などでボランティアを始め、子どもの成長に関わる仕事をめざすようになりました。大学3年生のとき、保育士の実習の一環で、子どもの頃利用していた外手児童館で実習をしたのですが、その経験が決め手となり、現在に至ります。
コロナ禍で遠出もままならず、家でずっと子どもと二人きりで、知らないうちにストレスを
児童館の子どもたちからもらった手紙や絵などのプレゼントを大切に保管しているそうです。
昨年の節分行事で使った鬼のお面を被る伊藤さん。子どもたちの手作りということもあり「鬼役にも気合が入りました。」
人と人とのつながりがすごく濃いところですね。小さい頃から祖父に連れられて、お祭りや地域の行事に参加してきました。そのうちに、町内の方々と知り合いになり、祖父が亡くなった後もそのつながりは続いていて、今でも会えば必ず挨拶をしてくれます。まるで兄弟や親戚のように、おせっかい焼きで熱い心を持った人がすみだには多いですよね。
児童館職員になって、一定期間別の地域の児童館に勤務していましたが、場所が変わると地域の雰囲気も変わり、自分の住むこのまちの良さを再認識しました。これからも自分を育ててくれたこのまちで、この児童館で、子どもたちの成長を支援していきたいです。
清掃や打ち水など環境への取組や、行政書士として区内の小学校・中学校で法教育の出前授業などを行っている、横井 貴広さんです。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223
今月の1枚
「旧安田庭園にて」
【撮影】涌井 絵里亜さん
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