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令和5年度 SDGsコラム

ページID:296241553

更新日:2024年1月17日

令和5年12月21日号                                                        目標2「飢餓をゼロに」・目標13「気候変動に具体的な対策を」

 SDGsの17の目標(ゴール)のうち、目標2「飢餓をゼロに」・目標13「気候変動に具体的な対策を」は、どのような課題を解決しようと呼び掛けているのでしょうか。
 地球温暖化による気候の変化(気候変動)が、集中豪雨等の自然災害や高温、干ばつなどを引き起こしています。干ばつなどは深刻な食料難に加え、食料価格の上昇や農業の働き口の減少などを引き起こし、飢餓に苦しむ人をさらに増やします。国際連合の最新の統計によると、2021年時点で飢餓に苦しむ人は、世界で8億2,800万人に上り、前年より4,600万人も増加しました。
 一方で、農林水産省・環境省の令和2年度推計によると、日本では、まだ食べられる食品の廃棄(食品ロス)は年間522万トンで、社会問題となっています。この廃棄量は国連世界食糧計画(WFP)が途上国へ行う食料支援の約1.2倍の量に当たり、飢餓に苦しむ人を救うための食料よりも多くの食料が廃棄されている現実があります。
 このような食品ロスへの対策として、区では余った食品を回収し、民間事業者を通じて福祉施設や生活困窮者等へ広く届ける「フードドライブ」を実施しています。食品ロスの削減は、食品の焼却処分時に発生する二酸化炭素の削減につながり、地球温暖化も防ぐことができます。
 また、地球温暖化対策としては、家庭の電力を再生可能エネルギーに切り替えるなど、「二酸化炭素を出さない暮らし」に変えていくことも大切です。区の「すみだゼロカーボンシティ2050宣言」の下、地球温暖化を防ぐためには、どのような「ACTiON!(行動)」ができるか、ぜひ、考えてみてください。

令和5年10月21日号   株式会社 アストロスケールと連携協定を締結しました

 9月28日、区は株式会社 アストロスケールと、双方の特性および資源を有効に活用し、地域社会の一層の活性化と相互の発展を目的とする連携協定を締結しました。
 同社は、「宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)」の実現をめざし、宇宙機の安全航行の確保と次世代へ持続可能な軌道の継承のため、スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去を含む軌道上サービスに取り組むスタートアップ企業です。私たちの生活で当たり前となっている様々なサービスが宇宙に関係しています。例えば、海外で実施されるスポーツ中継をリアルタイムで見られるのは衛星放送のおかげであり、天気予報などのサービスも人工衛星の恩恵によるものです。仮に衛星に障害が発生すると、これらのサービスが停止してしまうことから、持続可能な社会生活のために安全な宇宙環境の確保が不可欠です。同社はこうした世界的課題に挑戦するスタートアップのトップランナーとして、本区を拠点にグローバルな事業展開を行っています。
 また、今月29日には、同社も入居するヒューリック錦糸町コラボツリー(錦糸四丁目17番1号)に産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE(SIC)」がオープンします。SICは、スタートアップ企業と区内のものづくり企業との交流・共創の創出をめざしています。このSICの場を活用し、区の地域活性化や次世代の育成に資する活動を通して同社とも協業していきます。





令和5年8月21日号   SDGs達成度ランキングから見る日本 

 ドイツの「ベルテルスマン財団」と「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」が発表した今年のSDGs達成度ランキングで、日本はトップ20から外れ、世界21位でした。また、今年の持続可能な開発レポートによる日本の評価は、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の2項目が「達成」となった一方で、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標12「つくる責任、つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標 14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」が「深刻な課題あり」とされました。
 区では公民連携で、これらの課題に取り組んでいきます。例えば、目標12では、プラスチックごみの輸出量の多さが問題視されています。そこで、区はペットリファインテクノロジー株式会社、アサヒ飲料株式会社と三者協定を締結しました。区が回収した全てのペットボトルをベットリファインテクノロジー株式会社によってペット原料に再生し、アサヒ飲料株式会社のペットボトル商品に再利用する取組を6年4月から開始します。年間で約1200トンのペットボトルが再利用される見込みです。
 また、錦糸町パルコ主催「秋のサステナ祭2023」では、様々な企画が催されますが、区はアサヒグループジャパン株式会社と連携して環境ワークショップを開催します。都もSDGsを学ぶためのカードゲームブースを出展し、区民の皆さんのSDGsアクションを促していきます。このように区は、積極的な公民連携でSDGsの達成をめざします。連携のご提案がありましたら、ぜひ、ご連絡ください。

令和5年6月21日号   皆でやれば大きな力できることから始めよう!        

 今年は5月から夏日を記録しました。また、明治9年(1876年)から平成30年(2018年)の東京管区気象台の平均気温は、100年当たり2.5度も上昇しています。これは、人間の活動で地球上に二酸化炭素などの温室効果ガスが増え、地球温暖化が進んだためです。
 区では、こうした環境問題を気軽に学べるよう、「すみだ環境学習ツール」をインターネットで公開しています。また、今月24日(土曜日)・25日(日曜日)に開催する「すみだ環境フェア2023」では、環境に関連したワークショップや展示等を行います。
 地球温暖化は、地球規模の大きな問題で、各家庭でできること(アクション)はないと思われがちです。しかし実は、本区における二酸化炭素排出量の60%以上が民生部門(家庭・業務)から排出され、そのうちの70%は電力エネルギーの消費によるものです。日常生活でできる、こまめな消灯や冷暖房の適切な温度設定などのほか、家庭用燃料電池や太陽光発電システムの導入、再生可能エネルギーの電力への切替えなどが、各家庭でできるアクションです。
 再生可能エネルギーとは、太陽光、風力、水力、地熱といった、自然界に常に存在し温室効果ガスを排出しないエネルギーです。再生可能エネルギーの電気プランに切り替えるだけで、発電設備を設置しなくても二酸化炭素排出量が実質ゼロになリます。
 皆さんも、家庭の電力について具体的なアクションを始めませんか。

令和5年4月21日号                                                        目標3「すべての人に健康と福祉を」・目標11「住み続けられるまちづくりを」

 令和元年度に区が行った健康に関する区民アンケート調査では、「自分の健康に関心のある人」は8割を超え、健康に対する関心度の高さがうかがえます。一方で、本区はがんによる死亡率が23区の中でも高く、平均寿命、健康寿命ともに23区平均を下回る状態が続いています。そんな中、区では区民の皆さんが健康に暮らせる環境づくリに積極的に取リ組んでいます。
 区民の皆さんが人生100年時代を豊かに過ごせるよう、保健分野でもビッグデ-タなどを活用した健康づくリ(データヘルス)を推進しています。保健や医療、介護のデータや地域診断に係る調査を分析して、地域の健康度を見える化し、その結果を活用することで地域全体の健康を後押ししていきます。
 また、令和6年度には保健所、子育ておよび教育の機能を集約した新しい時代の保健医療福祉の拠点となる複合施設の開設を予定しています。この施設では、健康づくりを中心とした様々な課題に対し、切れ目なく対応するとともに、災害時の保健医療体制や感染症対策等の拠点としても活用します。
 区は、これらの取組を通して、区民の皆さんの健康寿命を令和12年までに男性は83.5歳、女性は87歳に延ばすことを目標にすると同時に、「誰もが自分らしく、健やかに暮らせる環境づくリ」を推進してSDGsの達成をめざします。

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