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更新日:2021年11月4日
令和3年10月5日、区長と区議会議長が「すみだゼロカーボンシティ2050宣言」を表明しました。
本年5月に「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定された本区は、地球温暖化を防ぐための行動を加速させ、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指します。
脱炭素社会の実現を目指して
気候危機
本区はこれまでも、区民や事業者の皆さんとの協働により、様々な環境施策を行ってきました。しかし、令和3年8月9日に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書では、「人間の活動による影響が大気や海洋、陸地を温暖化させたのは疑いの余地がない」旨が明記され、地球温暖化が進み、かつて経験したことのないような極端な気象現象が生じており、「気候危機」と呼ばれるまでになっています。
「気候危機」の影響は、隅田川をはじめ豊かな水辺に恵まれた本区も例外なく受け、極端な豪雨や高温などは、人類の生命や財産、様々な生物に甚大な被害が生じるばかりでなく、区民の日常生活上にも大きな影響を及ぼします。
環境にやさしい持続可能な「すみだ」
かけがえのない地球を子どもたちに引き継ぎ、環境にやさしい持続可能な「すみだ」を実現するためには、区民・事業者・区の協働が欠かせません。
区は今後、区民目線で実践可能な取組の普及や環境教育の取組を強化するとともに、区の事業所としての環境に配慮した取組を率先して進め、脱炭素社会に向けたまちづくりを推進していきます。
墨田区が「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定されました
宣言全文
墨田区は、かけがえのない地球を未来の子どもたちに引き継ぐため、「環境にやさしいまち すみだ」の実現に向けた取組を積極的に推進しています。
しかし、近年、世界各地及び日本において、極端な気象現象による自然災害が発生し、私たちの生命や財産を脅かすとともに、区民生活にも大きな影響をもたらしています。
2018年に公表された国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書では、2050年前後には世界の二酸化炭素排出量を正味ゼロにする必要があることが示されました。また、2015年に国連で採択されたSDGsでは、地球上の「誰一人取り残さない」ことを理念とする、持続可能な社会の実現を掲げています。
我が国においては、2020年に「2050年カーボンニュートラル」が宣言され、東京都においても、2019年に同様の宣言が行われています。
これらを踏まえ、墨田区においては、地球温暖化を防ぐための行動を加速していくため、2050年二酸化炭素排出実質ゼロの実現を目指す「すみだゼロカーボンシティ2050」を宣言し、区民・事業者・区が協働することにより、脱炭素社会の実現に向けたまちづくりを推進していきます。
令和3年10月5日
墨田区長 山本 亨 墨田区議会議長 木内 清
【情報追加】環境大臣からのメッセージ
「すみだゼロカーボンシティ2050宣言」の表明後、環境大臣から区長宛てにメッセージをいただきました。
区民・事業者・区の協働、そして、国や他のゼロカーボンシティと連携し、脱炭素の更なる具体化・加速化を進めていきます。
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毎月5日は「すみだ環境の日」
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