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更新日:2007年2月20日
開催期間:平成18年1月21日(土曜日)から3月19日(日曜日)まで
江戸時代の初めに誕生した浮世絵(浮世絵版画)は、美人画や役者絵、風景画など多岐にわたる庶民の生活風俗を描き、江戸時代を通じて多くの庶民に親しまれました。
時代が江戸から明治に変わり、近代国家の成立と共に庶民の生活が大きく変化するようになると、浮世絵の主題も文明開化を象徴する風俗や風景を取り上げるものが多くなります。
また、浮世絵は大量生産が可能な木版画であるため、激しく移り変わる時代の出来事を庶民に知らせるメディアとしての役割も担うようになりました。このため、明治の浮世絵師たちには、絵画の技法だけでなく、時代を表現する力も求められたのです。
すみだ郷土文化資料館では、企画展「絵師たちの明治 浮世絵に見るすみだの風景 」を開催しました。この展示では、江戸から明治へと変わる本所・向島周辺の情景を描いた浮世絵を、絵師の紹介とともに展示するほか、メディアとしての浮世絵についても「新聞錦絵」や「戦争絵」などから紹介しました。
展示資料画像
小林清親画 東京小梅曳船夜図
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