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企画展 神輿師‐志布景彩

ページID:623053615

更新日:2012年8月7日

すみだ郷土文化資料館では、区登録無形文化財の技術認定保持者であった、神輿師の志布景彩氏を御紹介する企画展を、平成23年7月9日~9月25日まで開催しました。

展示内容

神輿師とは、神輿の原型となる木地(きじ)部分の製作や、各部の彫刻・金属装飾のデザインの決定を行った後、各分野の職人たちの技を結集して神輿を完成させる、“神輿の総合プロデューサー”というべき職人です。
志布氏は、東向島四丁目に住居・工房を構え、生涯で2,000基以上もの神輿の造営・修復などに携わりました。また、“粋な神輿”“姿の良い神輿”をめざし、木地に独自の寸法を考案するなど、神輿の全体的な印象や見栄えに様々な工夫を凝らしています。それらの技術は高く評価され、褒章を受章するほどでした。
区内に現存する、志布氏が造営した神輿は3基あり、白鬚神社の氏子である北図子(ずし)・中図子・巴図子に受け継がれています。企画展では、このうち、志布氏最後の作品である神輿を展示するとともに、志布氏が生前に愛用していた工具や、神輿のデザイン画なども紹介しました。
また、神輿の金具の重さを感じたり、神輿の一部を組み立てたりできる体験コーナーも設け、大変好評でした。
この企画展を通じ、すみだの伝統を創(つく)り出した職人や“ものづくりのまち すみだ”の魅力と、伝統の技から生まれた神輿を継承し続けるまちの心意気を感じていただければ幸いです。

企画展の内容を紹介しています。

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