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特集展示・常設展示

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更新日:2021年2月11日

令和元年度(平成31年度)は、以下の特集展示等を開催しました。

特集展示「桜-隅田堤から墨堤へ-」

展示概要

 向島を洪水から守るために築かれた大堤は、浮世絵では「隅田堤(すみだづつみ)」、漢詩の世界では「墨堤(ぼくてい)」と呼ばれました。これには、隅田川を「墨江(ぼくこう)」もしくは「墨水(ぼくすい)」と音読みで表し、江戸時代中期以降、漢詩作品の中で詩情豊かに詠まれたことが大きく影響しています。
 木母寺(現墨田2丁目)周辺から始まった植桜は、少しずつ南に延び江戸時代末期には小梅村の水戸藩邸(向島1丁目)付近まで達しました。今回の展示では、堤の植桜とそれを表す名称の変化を、浮世絵や巻子資料を中心に紹介しました。

会期

 平成31年3月23日(土曜日)から令和元年6月2日(日曜日)まで

特集展示「両国川開大花火の誕生-戦前の隅田川花火-」

展示概要

 江戸時代の隅田川花火は、5月28日から3か月の間納涼の船が楽しむ花火船が主でしたが、明治6年(1873)に禁止となりました。一方、5月28日の川開花火は江戸時代後期から広く知られており、それが年一度の「両国川開大花火」として明治中頃には定着しました。大正時代には日本でも有数の花火大会として、来場者30万人を数えるようになります。このように、納涼花火が少しずつ変化を遂げて年一度の花火大会として定着していく過程を紹介しました。また、挿絵画家として著名な木村荘八が昭和28年(1953)に描いた「花火の図」を初めて展示しました。

会期

 令和元年6月15日(土曜日)から9月29日(日曜日)まで

特集展示「赤穂義士の物語」

展示概要

 元禄15年(1702)12月の赤穂事件についての展示を昨年に続いて行いました。当館が開館以来収集してきた資料には、赤穂義士の手紙、浮世絵や絵巻、明治時代から昭和にかけて事件を語り継いできた書物があります。これらと共に、目玉として「夕ひばり」と題する彩色の赤穂義士物語を出品しました。これは赤穂事件の顛末を描いた奈良絵本と考えられている4冊本であり、大変貴重な史料です。
 また、昨年度に引き続きカレンダーを作成し来館者にプレゼントしました。今年は、表紙と裏表紙を本展示の内容チラシを兼ねて作りました。

会期

 令和元年12月7日(土曜日)から令和2年1月26日(日曜日)まで

 来館者に展示リーフレット(カレンダー付)を配布し、ご好評をいただきました。

特集展示「資料館で雛まつり」

展示概要

 すみだ郷土文化資料館には、区民の方や墨田区にゆかりの方からご寄贈・ご寄託いただいた、雛人形が所蔵されています。どの雛人形も、女の子の誕生を祝い、成長を願って、各家で大切に飾られ、代々伝えられてきました。
 墨田区は関東大震災、東京空襲、度重なる水害等で戦前の資料の多くが散逸してしまいましたので、特に大正時代以前の雛人形たちは各時代に墨田区域でどのような文化が育まれていたかを断片的に示す貴重な資料でもあります。毎年ひな祭りの時期に合わせ墨田区にとって、歴史的にも美術的にも価値の高いこれらの雛人形を紹介しています。

会期

 令和2年2月22日(土曜日)から3月29日(日曜日)まで
  ※令和2年2月29日から5月31日まで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館となりました。

常設展示

東京空襲体験画展

東京空襲の体験者が自らの体験を描いた絵画の展示

会期

 通年開催
 ※令和2年2月29日から5月31日まで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館となりました。

お問い合わせ

このページはすみだ郷土文化資料館が担当しています。

平成31年・令和元年度

注目情報

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