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ハチを知ろう

ページID:589672968

更新日:2009年4月1日

 写真にポインターを当てると大きさなどの説明が表示されます。

アシナガバチ

 アシナガバチ類は都心で、よく見られます。区内で見られるのはセグロアシナガバチ(体長21から26ミリメートル、飛ぶスピードは人が早足で歩く程度)です。フタモンアシナガバチ(体長14から18ミリメートル)。コアシナガバチ(体長11から17ミリメートル)などです。軒下や生垣、樹木などいろいろなところに巣を作ります。アシナガバチの仲間は肉食で、樹木や庭木にとっての害虫を駆除する益虫です。攻撃性は強くありませんが、うっかりさわったり、巣にイタズラすると刺されることがあります。特に盛夏から初秋にかけては個体数が増え、洗濯物と一緒にとり込まれたりすることもあるので注意が必要です。

コガタスズメバチ

 墨田区内では、まれにコガタスズメバチの巣が見つかることがあります。スズメバチの仲間ではおとなしい種類で、巣をイタズラしたり、うっかり触れるようなことがない限り刺されることはありません。
 また、秋のハイキングなどで児童がハチに襲われたというニュースがありますが、そのほとんどはオオスズメバチによるものです。大型で攻撃性も強く、地中や朽木の中に巣を作るので、知らずに近づいてしまうこともあります。飛ぶスピードが早く、走っても逃げられません。幸い、区内にはこのオオスズメバチはいません。また、近年都内で増えていると言われるキイロスズメバチも見つかっていません。

ミツバチ

 近年、区内でも発生が増えています。一匹一匹は小さいのですが、巣別れの時期に何百、何千の群れをなして移動し、時には換気口から室内に入り込んだりして住民をびっくりさせます。ハチの群れは、群舞の後、樹木や軒下などに集まって蜂玉を作り、通常、数日中に巣造りに適した場所へ移動していきます。

ハチとのつきあい方

 区内に見られるハチはおとなしい種類のもので、たとえ巣が見つかっても、大人が手をのばしてもとどかない距離があれば、そのまま放置していても問題ないでしょう。特にアシナガバチは樹木の害虫を捕る益虫でもありますから、都市でも共存できます。しかし、身近な場所に巣を作られた場合、アシナガバチであれば、だれでも駆除できます。
≪駆除方法≫
1 市販のスプレー式殺虫剤(ハエ・蚊・ゴキブリ用等なんでもかまいません)を用意する。
2 巣の風上に立ち、万が一のために逃げ場を確保する。
3 巣に1メートル(風があるときは50センチメートル)くらい近づき、巣に向かって5から10秒間程度殺虫剤を噴霧する。
4 巣から離れて1~2分間様子を見る。
5 ハチがいなくなったら巣を取り除く。
《ポイント》
1 一網打尽にするには、暗くなってからか雨天に駆除するのがよい。
2 昼間は働きバチがエサを捕りに巣を離れているので、巣を撤去している時にこのハチが戻ってくることがある。
3 手袋をする、首にタオルを巻く、帽子をかぶる、傘を差すなど、ハチとの接触を避ける。
4 万一刺された場合は、大量の水でよく洗い、念のため医師の診察を受ける。
 殺虫剤を噴霧すると、巣にいる蜂が一斉に飛び立ちますが、これは人を襲いにくるものではなく、殺虫剤から逃げようとしているものなので心配ありません。少しでも殺虫剤がかかったハチは、やがて殺虫剤が効いて巣に戻ることなく死んでしまいます。逃げるハチには触れないように気をつけてください。
 また、殺虫剤が相当量かかった場合、ハチは飛び立てずに巣の真下に落ちてくることがあります。このハチにも直接触れないようにしてください。

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