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更新日:2024年11月29日
蚊の発生は、刺されることの不快感だけでなく、感染症を媒介する恐れもあります。
公衆衛生の向上や住宅構造の改善などにより、かつて日本で流行した日本脳炎などの蚊が媒介する感染症は激減しています。しかし、海外では依然として多くの感染者が発生しているため、輸送手段の発達等により人や物資等を介して病原体が日本に侵入することが懸念されています。
蚊が媒介する感染症を予防するためにも、日ごろから蚊の発生を防止することが大切です。
蚊の成虫は飛翔するため、生息場所が広範囲となり防除が難しくなります。したがって、蚊の防除は、むやみに殺虫剤を使用するのではなく、水中に生息する蚊の幼虫(ボウフラ)を退治することが最も有効です。
ボウフラの発生源は以下のような溜まり水です。
蚊はほんの小さな水溜りに卵を産み付け、ボウフラは水がなければ生きていけません。
ボウフラの発生を抑えるためには、水が溜まらないようにするか、溜まった水はすぐに捨てるようにします。
- 空き缶・ペットボトル、空きビン、放置された弁当の容器、古タイヤに溜まった水
⇒不要物、廃棄物は撤去するか、雨のあたらない場所に置く。伏せて置く。 - 散水用の汲み置き水、植木鉢の受け皿の水溜まり、水生植物の鉢
⇒逆さにする・撤去する・こまめに(最低でも1週間に1回)水を入れ換える、細かい目の網をかぶせる、天敵(金魚、メダカなど)を飼う。 - つまった雨どい、つまった側溝に溜まった水
⇒定期的に点検・清掃し、つまりを除いて水が溜まらないようにする。 - 雨よけシートのくぼみに溜まった水
⇒たるみをなくし、くぼみができないように被せる。 - 木、石のくぼみ
⇒パテやモルタル等の充填剤を使って水が溜まらないようにくぼみを埋める。 - 池
⇒天敵(金魚、メダカなど)を飼う。
蚊の成虫は、飛翔するため生息場所が広範囲となるので防除が困難です。したがって、蚊の対策としては、一般的にボウフラ対策を行いますが、蚊を寄せつけないような対策をして、蚊に刺されないようにします。なお、殺虫剤や忌避剤は使用方法を守り、使い過ぎに注意してください。
(1) 蚊の侵入を防止する
- 窓に網戸を設置する。
- 玄関扉や窓の開閉は素早く行う。
- 蚊の産卵場所となる浄化槽や排水槽の通気管には防虫網を設置する。
(2) 蚊の潜み場所を除去する
- やぶや草むらは、蚊の潜み場所になるので、雑草は定期的に刈り取り、樹木は適切にせん定して風通しをよくする。
(3) 吸血の防止
- 蚊の多い場所に行くときは刺されないよう、長袖シャツ・長ズボンなどを着用し、肌を露出しないようにする。
- 裸足でのサンダル履きは避ける。
- 必要に応じて、忌避剤や蚊取り線香を使用する。
- 蚊が侵入した場合は、捕殺するか、家庭用殺虫剤を使い防除を行う。
- 薬剤の使用を避けたい場合は、蚊帳の利用も効果が期待できる。
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このページは生活衛生課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。