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更新日:2024年10月8日
墨田区保健所では、夏場における食品の安全を確保するため、東京都、特別区と協力し、夏期対策事業を実施しました。
実施期間は令和6年6月1日(土曜日)から8月31日(土曜日)までのまでの3か月間でした。
食品を取り扱う施設への立入検査
食中毒を引き起こす可能性が高い食品を取り扱う施設を中心に、監視指導を行いました。今年度は、HACCPの取組支援、大量調理施設、食肉(生食用食肉を含む)等を取り扱う施設、食品の表示等について重点的に監視指導を実施しました。
施設の設備や食品の取扱い、食品表示等について不適切な点が確認された事業者に対し、口頭注意や文書による指導を行いました。その後、改善事項を書面で提出することを求める等の改善を図りました。
立入り延べ軒数 623軒
うち注意指導等を行った軒数 93軒
HACCPの取組支援
食品衛生法改正に伴い、令和3年6月1日以降すべての食品等事業者は「HACCPに沿った衛生管理」を実施することが義務化されました。墨田区では、HACCPに沿った衛生管理の着実な導入と定着に向けて、衛生管理計画の作成、記録の実施等の指導を行いました。
立入り延べ軒数 255軒
大量調理施設
大規模な食中毒が発生する可能性の高い弁当屋、仕出し屋、集団給食施設等の大量調理施設における食品の取扱い等について監視指導を行い、食中毒発生の未然防止を図りました。
立入り延べ軒数 62軒
うち注意指導等を行った軒数 6軒
食肉(生食用食肉を含む)等の取扱施設
近年食肉の規制強化が続いており、牛のレバー及び豚肉(内臓肉含む)については生食用として販売・提供することが禁止されています。また、都内ではカンピロバクターを原因とする食中毒が増加しており、大部分が生または加熱不十分な鶏肉が原因と推定されています。
このことを踏まえ、食肉の生食等による食中毒を防止するため、取り扱う施設に対し、食肉の監視指導を行いました。
立入り延べ軒数 96軒
うち注意指導等を行った軒数 9軒
食品表示検査
食品販売店を中心に食品表示の検査を行いました。
不適切な食品表示を発見し、その食品の製造者または販売者が区内にある場合は、適正な表示に改めるよう指導を行いました。区外の事業者による表示が不適切な場合は、管轄する自治体へ連絡し、改善指導等の依頼を行いました。
食品表示検査品目数 1,522品目
うち不適正な表示 47品目(日本語表示の欠落、かんきつ類の防かび剤又は防ばい剤の表示の欠落など)
テイクアウト実施施設の監視指導
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、テイクアウトや宅配等を実施、または検討している飲食店事業者が増加しました。対象施設に対し、調理済食品の速やかな放冷・冷却等の適切な温度管理、施設の規模に応じた取扱量とすること、食品表示の実施等の指導を行いました。
立入り延べ軒数 134軒
うち注意指導等を行った軒数 12軒
食品のアレルギー対策に関する監視指導
アレルギーのある方が該当するアレルギー物質を含む食品を喫食してしまうと、命にかかわることもあります。
食品製造施設や給食施設を中心に、表示が適切に行われているか、誤ってアレルギー物質が食品に混入することがないように対策が取られているか確認しました。
立入り延べ軒数 7軒
うち注意指導等を行った軒数 0軒
区内で製造・流通する食品等の検査
食品検査
食中毒を起こしやすい食品を中心に抜き取り、食中毒菌や衛生指標菌などの細菌検査を実施しました。
検査の結果、「不良」の判定となった事業者に対しては、その原因を究明し、改善に向けて指導を行いますが、今回「不良」の判定となった検体はありませんでした。
食品検査検体数 36検体
うち検査結果が不良となった検体数 0検体
うち結果が食品衛生法違反となった検体数 0検体
検査品目 | 検査検体数 |
---|---|
すし種・刺身 | 10検体 |
野菜類・果物類及びその加工品 | 1検体 |
加熱済そうざい | 15検体 |
未加熱そうざい | 6検体 |
弁当類 | 2検体 |
調理パン | 2検体 |
合計 | 36検体 |
食品衛生知識の普及啓発
食品衛生実務講習会
食中毒防止対策の一環として、食品関係営業者・従事者や消費者を対象に、近年食中毒発生件数が増加しているカンピロバクターやノロウイルスに関する内容を中心に食品衛生講習会を実施しました。
講習会名 | 実施回数(受講者数) |
---|---|
食品関係営業者・従事者向け講習会 | 11回(525名) |
消費者等向け講習会 | 2回(40名) |
合計 | 13回(565名) |
お問い合わせ
このページは生活衛生課(令和6年11月5日 すみだ保健子育て総合センターへ移転します)が担当しています。