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ゆっくり、じっくり向き合おう

ページID:659579482

更新日:2012年4月5日

すぐにふてくされたり、すねたり、時にはカッとなって乱暴な態度をとります

 どういう時にふてくされたり、すねたり、カッとなったりするのでしょうか。もしかすると自分がやろうとしていたことに口や手を出されたり、上手くできなかったことを指摘されたりした時ではありませんか。あるいは自分の思いが伝わらず、理解してもらえなかった時などでしょうか。
 そのような子どもの気持ちに気付いたら、気持ちに寄り添って「自分でやりたかったんだね」「困った時は手伝うよ」「もう一度、どうしたいのか話してごらん」と声をかけ、子ども自身が気持ちを整理したり、切り替えたりする時間を作りましょう。時には、乱暴な態度を止めることも必要になります。しかし、頭ごなしに叱っては何も解決されません。大人は冷静に対応することが大事です。子どもが、もし自分の気持ちと葛藤した上で、折り合いがつけられたら、温かいまなざしで「よく頑張ったね」と言葉にして認めましょう。

思い通りにならないと何が何でも通そうとします

 生活の中では、思うようにいかないことの方が多いものです。それに出会った時、やりきれない気持ちをもてあまし、伝え方や表現方法が分からないため、泣いたり、かんしゃくを起こしたりして、何としてでも自分を通そうとすることは、この年齢の子どもにはよくあることです。こんな時は、穏やかに冷静に対応しましょう。急かさずに見守り、順序だてて気持ちが整理できるように言葉かけをしたり、「ゆっくり話してみて」「○○かな?」と子どもの気持ちを代弁したりしてみましょう。自分を抑える小さな我慢の積み重ねは、友達や周りの人の気持ちに気付いたり、自分の気持ちと折り合いを付けたりする力を育んでいきます。
 一方、自分の考えをもつこと、それを通したいと思うことは大切にしていきたい子どもの姿でもあります。それを理解し向き合っていきましょう。

一口メモ

『明日につながる我慢する力』

 生理的、あるいは痛みなどの我慢は事態を悪化させてしまうことがあります。したがって、それらを我慢させることは決してやってはならないことです。ここでいう我慢は年長期における発達上の様々な葛藤の中で生じる我慢のことです。我慢あるいは辛抱させるということは、子どもが自ら感情をコントロールする力や最後までがんばろうとする根気強さ、判断力の獲得につながっていきます。しかし、我慢も積み重なるとストレスになりやすいので、大人は状況、内容を把握して、発達の後押しをしましょう。子どもにしっかり向き合い、するべき我慢とさせなくてもよい我慢を見極めて対応することが大切です。

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