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用語説明(大気汚染)

ページID:627123220

更新日:2020年4月7日

窒素酸化物(NOx)

物が燃える際に燃料中の窒素分や空気中の窒素が酸素と結合して窒素酸化物が発生します。発電所や工場のボイラー、自動車のエンジンなどの高温燃焼の際に一酸化窒素(NO)が発生し、これが酸化されて安定な二酸化窒素(NO2)となります。通常、この一酸化窒素と二酸化窒素とをあわせて、窒素酸化物(NOx)と呼びます。窒素酸化物は呼吸器系 など、人の健康に悪影響を与えます。また、窒素酸化物は紫外線により光化学反応を起こし、光化学スモッグの原因物質である光化学オキシダントを生成します。

浮遊粒子状物質(SPM)

 大気中の粒子状物質のうち、粒形10μm以下のものを言います。人の気道や肺胞に沈着し、呼吸器疾患の増加を引き起こすおそれがあるため、環境基準が設定されています。工場等の事業活動や自動車の走行に伴い発生するほか、風による巻き上げ等自然現象によるものもあります。また、PM2.5と言われる、粒形が2.5μm以下の微粒子は発ガン性など、より毒性が強いと言われています。

硫黄酸化物(SOx)

 硫黄酸化物の総称でSOxと略称されています。二酸化硫黄、三酸化硫黄、硫酸ミストなど含まれています。工場や火力発電所で、石炭、重油を燃焼する際、その燃料中に存在する硫黄分が硫黄酸化物として排出ガス中に含まれ、大気汚染や酸性雨の原因となると言われています。

オキシダント(Ox)

環境大気中の炭化水素、窒素酸化物に太陽の光が作用して引き起こされる一連の光化学反応によって生成するオゾン、アルデヒド、有機ナイトレート等の酸化性物質の総称で、その9割はオゾンです。

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