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更新日:2024年12月12日
墨田区では、新たな墨田区基本構想の策定に向けて、墨田区基本構想審議会を毎月開催しています。
審議会委員は、公募区民、区内で活動する団体の代表者、有識者の27名で構成され、
現在は分野別に3つの部会を設け、審議を行っています。
- 第1部会(文化、産業、観光等に関すること)
- 第2部会(福祉、保健、こども、教育等に関すること)
- 第3部会(地域活動、まちづくり、防災・防犯、環境等に関すること)
第1弾に引き続き、審議会の中で飛び交う委員の皆さんの熱いご意見を紹介させていただきます。
今回は、第3回部会の会議録から抜粋したご意見です。筆者である私が個人的に抜粋したもの以外にも、熱い議論が交わされていますので、みなさまに少しでも興味を持っていただき、議事録そのものをご覧になっていただければ幸いです。
墨田区基本構想審議会委員のご意見
第3回 第1部会内でのご意見(令和6年9月27日開催) テーマ:文化・スポーツに関すること
「文化はこどもとかに継承して伝えなきゃいけないことと、自分の生活の幅を広げるというか、色々経験していく中で新たに知るものがあって、伝えていったり、残していかなきゃいけない文化もあれば、新しいものを知るというのも、全く別物なのかなと思った。どっちもすごく大事で、そういうのを伝えていかないといけないんだなと感じた。」
「平成23年のスポーツ基本法が改正されてから、スポーツ推進員になり、それまで指導がメインだったところから、地域と行政、地域とスポーツの連絡調整、コーディネーターの役割を担ってきた。私達が求めているスポーツは、地域の人たちがいかに体を使って、楽しい何かができないかということ。本当に誰でも、障害のあるなしに関係なく、気軽に皆さんでスポーツを楽しめることが私たちの目標としているところ。」
第3回 第2部会内でのご意見(令和6年9月27日開催) テーマ:子育て・教育に関すること
「保育園を運営しており、日々こどもたちに接している。いつも考えているのは、この子たちは20年、30年して大人になる子たちなので、私達が教えられることは限りがある。そもそもこどもたちには力があるから、指導するのではなくて支援をしていくというスタンスでこどもたちに接していけたらなというふうに考えている。」
「1人のこどもをみんなで取り囲んで一貫した支援をしていく必要性があると思う。福祉は、年齢で分けてしまうと、そこに分断、隙間が空いてしまう。そうではなくて1人をずっと継続的に見守っていくような支援が必要なのではないかと思っている。特に今の社会福祉の領域は、高齢者、障害者、児童、貧困、そういった部分に偏っている。そうすると、制度のはざまにいる人が支援を得られずに大変な状況になる。属性によって分けるやり方ではなく、縦割りではない新しい支援の形、そういうことが求められるのではないかなと思う。」
第3回 第3部会内でのご意見(令和6年9月27日開催) テーマ:景観・水辺の活用、環境に関すること
「景観って何かと聞かれた時、桜が見える風景、富士山が見える風景とかではなく、ゴミ出しとか、こどもたちが学校に集団登校で行くとか、普通の暮らしの中に見えてくる風景が景観ですよと話をする。景観はものすごく暮らしを包み込むようなところがあって、コミュニティの問題とか、防災とか防犯とか、いろいろな絡みとソフトに繋がって重なっている。だからそういう意味では、都市計画の分野にある景観というより、もっと普段の暮らしに密接に関わり合うもので、そんな目で見ていただいた方が、美しい風景を見るという景観よりは良いのではないかという気がする。」
「この夏も猛暑日や台風の発生などがあり、地球温暖化対策を緊急でやらなきゃいけないと考えている。区民が協力しないと、区だけで頑張っても意味がないので、区民が環境をもっと守るという意識を持ってほしいから、そこをうまく区が誘導できないかなと思う。またこどもへの環境に対する教育も必要だと考える。現在、墨田区はSDGs 未来都市になっているため、今後、区民と一丸となって、墨田が環境先進都市として、他の自治体をリードして環境問題解決のためのリーダーになってほしいというふうに考える。」
今後も随時、審議会で飛び交う様々なご意見を紹介していきます!
全文をご覧になりたい方は、以下のURLをご参照ください。
墨田区基本構想審議会 第3回部会(令和6年9月27日) 墨田区公式ウェブサイト (sumida.lg.jp)
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