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令和5年度プロトタイプ実証実験支援事業の成果について

ページID:566860670

更新日:2024年8月28日

 令和5年度プロトタイプ実証実験支援事業について、前年度からの継続案件5件と、新たに採択した新規案件5件の計10件の実証実験の成果を、下記のとおりお知らせします。
※同一の実証テーマでの実証実験は、最大で2年間となります。

実証成果詳細

令和5年度実証実験テーマ概要

継続案件(令和4年度採択企業)

No1.デジタル化による区内中小企業の業務改革(地域経済・産業の振興)

株式会社セラピア

■実証内容
 中規模~零細の区内中小企業を実証フィールドとし、ノーコードツール導入とコーチングにより、デジタル人材育成を通じたDXの土台づくりと中規模~零細規模での利用可能性を検証した。
■主要な成果
・昨年度は規模の大きい中小企業で有効性を検証したが、今年度は中規模~零細規模でも有効性が検証でき、本サービスの再現性が確認できた。
・2年間の実証実験を通じて、中小企業におけるDX推進のためには、人材育成に投資すべきという示唆や示唆に基づく地域展開モデルを構築して今後の展開性が見えている。

No2.ヴァーチャル体験による高齢者の特殊詐欺被害防止(防犯対策の強化)

株式会社ABAL

■実証内容
 詐欺のリアルな状況を学習できるXRコンテンツを利用した特殊詐欺被害防止講座繰り返し学習ができるウェブ版区内銀行のセミナー・活動として提供し、学習効果の向上・定着度合いと行員の意識変化等を検証した。
■主要な成果
・XRによる講座の効果の再現性が確認できたことに加えて、仮設として立案していた反復学習による学習効果の定着が検証でき、さらなる有効性の確認ができた。
・本ツールを顧客との接点に用いることでコミュニケーション促進に繋がり、成約案件も出るなど金融機関のコミュニケーションツールとしての社会実装の可能性を見出した。

No3.健康促進サービスの活用による高齢者の健康増進(地域福祉の充実/健康寿命の増進)

株式会社Moff

■実証内容
・区内の高齢者を対象に、スマホを活用した3か月の健康プログラムとスマホサポート機能を提供し、身体機能上昇、QOLやデジタルデバイド解消に資するかを検証した。
・健康経営に取り組む区内企業にデジタル体力測定が可能なデバイスを提供し、社員向けウォーキングイベントにおける運動意欲等の向上に繋がるかを実証した。
■主要な成果
・高齢者向けの実証実験の結果、デジタルデバイド解消のためのサポートの効果が高いことを踏まえて、渋谷区の介護予防事業で活用されるなど墨田区の事例が水平展開された。
・株式会社竹徳との実証実験の結果、参加者の運動意欲等の向上が見られ、有料サービス開発に着手している。

No4.雨水の活用による資源の再利用の促進(脱炭素・循環型社会の実現)

WOTA株式会社

■実証内容
・小規模分散型水循環システムを接続したトレーラーハウス(iU敷地内設置)でWOTA社員が生活し、雨水を活用した再生水利用における水量の充足度を検証した。
・iU学生とのワークショップを実施し、水再生循環システムのユーザビリティを確認した。
■主要な成果
・新しい試作機は既に完成しており、本実証での成果を生かしながら水問題を抱えている特定の地域で更なる実証を進めている状況である。
・墨田区における実証結果と合わせ、小規模分散型循環システムの量産化に向けて更に開発を加速させる。

No5.探究コンテンツの活用による児童・生徒のSDGsの関心度向上の推進(教育環境の充実)

株式会社うちゅう

■実証内容
 探究教育ツールの教材・研修プログラムを開発し、教員向けに研修を開催する。研修開催後、一部の学校でうちゅうが伴走支援を行いながら教員主導での授業を行い、探究教育ツール活用の自走化に向けた運用モデル構築を検証した。
■主要な成果
 子どもたちの主体的・共同的な探究学習を実現し、正解のない問題に対し、探究的な学びを実践できるような行動変容を起こす教員研修を開発し、水平展開可能なモデル(教材と仕組み)とすることができた。

新規案件(令和5年度採択企業)

No1.エンタメやニューススポーツ等の活用によるユニバースなスポーツ環境の推進

株式会社BAKUAGE

■実証内容
 パラ・ニュースポーツの体験イベントを毎月開催し、運動習慣の定着及びパラスポーツへの新規層の参加促進に対する寄与度を検証した。
■主要な成果
・イベントに参加した運動習慣の無い層は、運動の継続意向が89%であり、ニュースポーツは運動習慣が無い層の運動継続意向の内発的動機付けに資することが分かった。
・パラスポーツを「ダイバーシティスポーツ」という切り口にしたところ、パラスポーツの経験が無い人の参加を促すことができた。

No2.音声アトラクション等の活用による「すみだ北斎美術館」のインバウンド推進(文化の振興)

株式会社GATARI

■実証内容
 すみだ北斎美術館におけるMR技術を活用した多言語音声アトラクションの提供を通じ、新規層の誘客効果・来館満足度・再訪意欲・北斎や浮世絵への関心度が向上するか検証した。
■主要な成果
・美術館の新規層を誘客し、高いコンテンツ満足度や来館満足度を実現した。また、再訪意欲も喚起できた。
・期間中、システムは問題なく稼働した。

No3.XRプラットフォーム等の活用による防災行動力向上(防災機能の強化)

株式会社STYLY

■実証内容
 区内中学生へ防災訓練のアイデア出し・XRコンテンツ制作のワークショップを提供し、アウトプットを総合防災訓練で発表した。本取組が新規層の参加、防災意識変容に寄与するか検証した
■主要な成果
・防災訓練の新規層の参加を促進した。
・ワークショップや総合防災訓練の各モニターにおいて、参加前後で地域防災への理解や防災への主体意識が向上した。
・防災訓練での体験者の大半がXRの防災活動への寄与を認識した。

No4.マッチングサービス等の活用による要配慮者に対する救護体制の充実(地域福祉の充実)

株式会社VALUECARE

■実証内容
 令和5年度にプランを作成する重度障害者の方及び町会の要支援者を対象に、サービスを活用した避難訓練を実施し、プランの実効性及びサービス有効性を検証した。
■主要な成果
・プランの実行性が向上した。
・GPS搭載LoT端末×グループチャットを活用した避難訓練において、避難行動完了率及び所要時間の目標を達成した。
・プラン更新と避難支援の仕組みにより、要支援者の心理的不安が緩和した。

No5.ものづくりでまちづくり 理系防災グッズをすみだ区の企業にある部品をもとに作ろう!(区内学生枠)

一般社団法人Spice

■実証内容
 小中高生を対象に防災×ものづくりワークショップを提供した。防災への意識や、数学への学習意欲向上、ものづくり(地域)への興味喚起等の教育効果が見ることができるか検証した
■主要な成果
 ワークショップのテーマに対し、参加者の関心度が向上した。

本事業に関する問い合わせ先

事業所管部署

産業観光部産業振興課産業振興担当
電話:03-5608-6186
メール: SANGYOU@city.sumida.lg.jp

事務局

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