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更新日:2024年8月23日
令和年6年8月23日に、墨田区と東武トップツアーズ株式会社は、災害時に高齢者や障害者などの要配慮者が安心して避難ができるよう、移動手段の確保を目的とした「災害時における車両の調達及び運行並びに宿泊施設の確保に関する協定」を締結しました。
1.災害時における課題
大規模災害時において一部の要配慮者は、自力で避難することが困難である場合があります。また、大規模水害発生の恐れがある場合は、電車やバスが計画運休することが見込まれ、避難したくてもできない事態が発生することも予想されます。
2.民間企業との連携による解決策
そこで、東武トップツアーズ株式会社様との協定締結により、旅行会社のネットワークを活かして、バスを独自に派遣してもらい、要配慮者の避難を促進するための仕組みを整えました。災害時には大型バスを使用し、近隣の安全な場所へ住民を移送します。
また、旅行会社の強みは、移送手段のネットワークの他に、宿泊施設のネットワークを持っていることもありますので、協定内容には移送手段の確保だけでなく、発災時に他機関の応援職員を受け入れるための宿泊場所の確保なども盛り込んでいます。締結式当日は、発災時に実際に活用することが想定される「福祉バス」を使用し、車椅子や昇降機を使った乗降デモンストレーションを実施しました。
今後も、地域防災力の更なる強化に向けて、地域の方々や事業者と連携して防災対策に取り組みます。
【協定締結式の様子】
(写真左から、山本 亨 墨田区長、東武トップツアーズ株式会社 百木田 康二 代表取締役社長執行役員)
【乗降デモンストレーションの様子】
庁舎1階正面玄関前にて、発災時に実際に活用することが想定される「福祉バス」を使用し、車椅子や昇降機を使った乗降デモンストレーションを実施。
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