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更新日:2019年11月11日
北斎没後170年を記念し、墨田区・台東区文化交流事業として実施している「北斎と川柳」について、7月5日から9月25日までの期間、「北斎」や「江戸」をテーマにした川柳の募集を行い、両区合わせて1,901句のご応募をいただきました。
ご応募いただきました皆様に御礼申し上げます。(入賞作品は以下のとおり)
入賞作品の決定!
厳正なる審査の結果、「すみだ北斎部門」、「江戸たいとう部門」それぞれの入賞作品が決定し、11月9日(土曜日)にはすみだ北斎美術館MARUGEN100(講座室)にて受賞者表彰式が執り行われました。
すみだ北斎部門「北斎賞」受賞者表彰の様子
受賞者および両区長、審査員による記念撮影の様子
入賞作品
すみだ北斎部門
北斎とその作品などを題材とした、または連想させる川柳
北斎賞(最優秀賞)
富士越しの龍は世界を駆け巡る(作者:知美)
審査員特別賞(優秀賞)
- 北斎も刺激が欲しい転居癖(作者:青鹿一秋)
- 8Kが描く浮き世の北斎忌(作者:さねかずら)
- 御前へと駆ける鶏足の竜田川(作者:四迷亭)
秀作
- 北斎の生命線も描く絵筆(作者:夏舟)
- 遠眼鏡覗いた先の蛸と海女(作者:芳雄)
- 赤富士は今日も生きろと美しい(作者:しらさぎ郷)
- 奔放に生きて北斎美を残す(作者:フーマー)
- 北斎の絵から聞こえる江戸の声(作者:湘路)
- 紙屑の中で眠っている小判(作者:雅生)
- 江戸の世でハンドルネーム彩なして(作者:香をり)
- にんげんを打つ北斎の波飛沫(作者:充衣)
- 一筆で世界へ届く波飛沫(作者:俊宗)
- 百回に七つ足りずに終の宿(作者:村井方遠)
江戸たいとう部門
台東区に息づく江戸のこころや文化を題材にした川柳
川柳賞(最優秀賞)
月の松 弁天堂を指呼にして(作者:安田蝸牛)
審査員特別賞(優秀賞)
- 吉宗の祈りを繋ぐ空の華(作者:水曜)
- 江戸さがしまずは上野のお山から(作者:好日郎)
- 川柳横丁 柳は太く高くなり(作者:小杉美智子)
秀作
- 浅草で江戸を味わう異邦人(作者:関根一雄)
- 雷門ことばの渦の車引き(作者:ヨシ江)
- 台東区花に親しむ心意気(作者:ゆきだるま)
- 徳川の御代から響く時の鐘(作者:よしはな)
- 天海に吉野桜の礼を言い(作者:にごじゅう)
- 子規愛す根岸の里の絹豆富(作者:角田陽子)
- 寺町の猫も見上げる築地堀(作者:石川和巳)
- おとりさま客を熊手でかき集め(作者:かすが)
- 北斎と令和が結ぶ江戸の四季(作者:多喜淳一)
- 宵越しの銭は持たねぇキャッシュレス(作者:飯村翔太)
「北斎と川柳」パネル展
墨田区と台東区でそれぞれ、「北斎と川柳」に係るパネル展を開催します。
今回ご紹介した入賞作品の紹介をはじめ、「北斎」と「川柳」の繋がりがわかる展示となっておりますので、是非ともご覧ください。
【墨田区】開催
会場
すみだ北斎美術館MARUGEN100(講座室)
期間
令和元年11月9日(土曜日)から11月20日(水曜日) 午前9時半から午後5時半まで
※11月11日(月曜日)・18日(月曜日)については、すみだ北斎美術館休館に伴い非公開
【台東区】開催
会場
浅草文化観光センター7階 展示スペース
期間
令和元年11月30日(土曜日)から12月27日(金曜日) 午前9時から午後8時まで
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