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更新日:2024年8月16日
突然起こる地震や災害。万一の災害を想定して、普段から準備をしておく「危機管理」が大切ですが、災害が発生した場合、人間だけではなく、飼育されているペットも被災することが想定されます。
このため、ペットが災害を乗り切るための「危機管理」も飼い主の責任として大切です。
同行避難の原則
万一の災害で避難しなくてはならない状況になったとき、飼い主は犬猫などのペットと「同行避難」することを心がけましょう。
ペットを置きざりにしたり、街に放したりしないでください。後で連れに戻ろうとして、二次災害に巻き込まれることがありますし、放たれたペットが戻ってこなかったり、救助活動の妨げになったり、場合によっては人に被害をおよぼすことがあります。
区内のすべての避難所で、ペットの「同行避難」が可能です。ただし、必ずしも避難者とペットが避難所内の同じ室内で過ごすことができるわけではありません。その災害の状況、避難所ごとの状況等に応じて避難所内でのペットの居場所は異なります。
(避難所によってはペットの受け入れ方に違いがあります)
なお、避難所で必要となるペットのケージやシーツ、餌など必要なものは飼い主さんに用意していただくようお願いしています。
個体識別の推進
災害時にペットと飼い主が離ればなれになることもあります。離ればなれになってもペットが飼い主のもとへ帰ってこられるように必ず鑑札や迷子札をつけて、連絡先を明記しておきましょう。
ペットの非常持出用品の用意
- オリ(ケージ)、首輪、ヒモ
- 最低5日分(できれば7日分)のペット用のエサと水
- ペット用の食器や水入れボウル
- 糞とり袋、ペットシーツ、消臭スプレー
- 常備薬や救急用品
など
避難所生活を乗り切る社会化としつけ
避難所では狭い場所で多くの人が生活することになります。中には犬や猫が苦手な人や、鳴き声や抜け毛を不快に思う人もいます。
また、ペットにとっては大勢の見知らぬ人に囲まれてストレスを感じ、思わぬ行動をすることもあります。トラブルを避け、狭いケージでもストレスなく生活できるよう、普段から社会化と基本的なしつけをすることも飼い主の責任として大切です。
- ケージの中で長い時間過ごせるよう訓練しましょう。
- 飼い主の言うことに従うよう基本的なしつけをしましょう。
- 慣れない場所、知らない人、他の犬や猫などが近くにいても興奮して無駄吠えしないよう、社会化としつけをしましょう。
- 避難所でのトラブルを避けるため、普段から予防接種などを定期的に行い、健康管理に注意しましょう。
日頃から気をつけること
- ノミや寄生虫の駆除、狂犬病予防注射ほかワクチン接種
- 不妊去勢手術
- 飼育場所の安全確保(地震による落下物、ガラス窓の破損による危険などを再点検しましょう)
- 近所とのコミュニケーション(ご近所の方と飼っている動物の情報交換をしておくことで、飼い主不在時の対応や緊急時の助け合いが可能になります)
万一のときの避難所での生活は、人間にもペットにもストレスが溜まるものです。避難所での生活を乗り切ることは、人間にもペットにも大変なことですが、少しでも穏やかに生活ができるよう、飼い主の方は責任を持ってペットを管理することが大切なルールとなっています。
ペットの災害対策アンケート結果について
区では、ペットの飼い主がペットの防災対策についてどの程度意識しているのかを確認するため、令和5年度の区の動物愛護管理関係の事業にあわせてアンケートを行いました。
参考
東京都 『同行避難』するために・・・日ごろからの備えが大切です
(外部サイト)
お問い合わせ先
ペットの日頃の防災対策に関すること
生活衛生課 生活環境係
電話:03-5608-6939
避難所におけるペットの救護に関するマニュアル(PDF:230KB)
避難所における動物の管理等に関する基本的な考え方を示しています。
避難所等に関すること
防災課 防災係
電話:03-5608-6206
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お問い合わせ
このページは生活衛生課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。