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更新日:2025年11月21日
基本的な考え方
墨田区の小中学校の学校給食においては、文部科学省の指針に従い、食物アレルギーの対応について医師が記載した「学校生活管理指導表」に基づき原因食物を特定し、原因食物の完全除去対応を基本とします。完全除去を行う目的は、調理・配膳作業の単純化および軽減を図ることで、安全な給食提供を確実に行うためです。
小学校においては、対応食であることをよりわかりやすくするため、専用の食器とトレイを導入しています。
また、学校全体で連携して対応を行うため、各校の「校内アレルギー検討委員会」にて具体的内容を共有し、連携して取り組んでいきます。
※「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」とは
学校生活において責任を持った対応をするため、必ず医師からアレルギーであることの確定診断を受け、原因食材を特定していることが前提となります。
安全で適正な学校生活を送っていく上で、本人・保護者・学校教職員が共通の認識を持って取り組むためにも必要なものです。
対応の流れ
就学時健診をお知らせする郵送物に「調査票」が入っているので、そちらにご記入ください。転入時は、学校にお申し出ください。
その他の書類もいくつかあります。学校で一式準備したものをお渡しします。
ごく微量でもアレルギー反応が誘発される可能性がある場合は、弁当をお持ちいただきます。
また、除去の難しいものや施設の対応能力を超える場合、代わるものを家庭からお持ちいただくこともあります。
令和7年度からの対応
以前より「除去食対応」を原則としてきましたが、一部対応に例外(乳アレルギー対応等)がありました。児童・生徒の一層の安全を図るため、例外的な対応となっていた部分について、国の指針等の内容により即した対応を区立小中学校全校で実施しています。
Q&A(よくある質問)
「学校生活管理指導表」は、毎年提出が必要ですか?
→毎年提出が必要です。医学的な判断に基づいて対応ができるよう、保護者・学校・医師で情報を共有します。食物アレルギーの症状は、成長等により変化します。適切な対応をとるため、一年に一度、医師の診断のもと、症状と留意点の変化を確認し、ご提出いただきます。
希望した食物アレルギー対応をしてもらえますか?
→児童生徒・学校の実態に合わせながら、全体的な安全を最優先に考えて、対応を行います。そのため、児童生徒の状況に加え、学校の施設状況や、対応すべき児童生徒の人数等により、ご希望に添えない場合があります。
また、同じ学校においても、年度によって全体的な児童生徒の変化により、対応が変わる場合があります。ご理解とご協力をお願いいたします。
アレルギー原因食材でも調理法によっては食べられるのですが、その場合は食べさせてもらえますか?
→墨田区のアレルギー対応は、原因食材の完全除去(提供するかしないか)を基本としています。これは、国の指針に基づく対応であり、アレルギー対応が必要な子どもたち全体の安全性を向上させるためです。対応が必要な人数は増えており、限られた人員・設備・時間で各児童生徒に応じた対応を行うことは難しく、現場が混乱することで、混入や誤配膳等の事故誘発につながりかねません。普段は大丈夫でも、体調により発症したり、一日の摂取量が多くなり発症することも考えられます。
なお、除去食の調理は、その学校に在籍する除去が必要な児童生徒みなさんが食べられる一つの料理にまとめて提供します。そのため、本来食べられる食材でも除去される場合があります。ご理解とご協力をお願いいたします。
問合せ先
学務課 給食保健担当 電話 5608-6305
お問い合わせ
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