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更新日:2005年3月21日
遠藤 隆夫
両国は土地柄から、柳島・向島・亀戸・平井の花柳界に近く、三味線制作に最適といわれました。しかし、昭和50年代に始まった花柳界の斜陽化のため、両国から転出する職人が増え、現在区内には遠藤さんひとりが残るのみです。
現在、三味線職人は東京都内で100人を数えるが、機械加工に頼る職人が大半です。
遠藤さんは、長唄三味線・小唄三味線などおよそ8種類に分類される三味線すべての製作技術に精通し、かつ同業者から持ち込まれる修理を扱うほどの高度な技術を有する貴重な存在です。
三味線(紅木・三ツ折)
(遠藤 隆夫氏寄贈)
(すみだ郷土文化資料館蔵)
小唄用の三味線。紅木はインド産の木材。
胴は花梨材、糸巻は黒檀材、駒は桑材、皮は四ツ皮(猫)を使用している。
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