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更新日:2005年3月21日
小林 繁
人形作りは、その種類が増えていくに伴って、作る工程も生地師・仕上師・雛師・市松人形師などの職人に細分化していきました。
その作り手のひとつで人形の土台を作る「人形生地師」は、江戸時代、向島周辺にも多く住んでいました。
戦前、墨東地域には200人もの生地師が暮らしていましたが、近年では人形の需要が落ち込んだため、墨田区では一人だけになってしまいました。
小林繁さんは、墨田区で唯一の人形生地師として、平成13年6月、墨田区無形文化財保持者に認定されました。平安時代頃から生まれた人形生地師の伝統を受け継ぐ小林氏の技術は、墨田区にとって貴重な財産といえます。
犬張り子・め組
左:犬張り子
(小林 繁氏寄贈)
(すみだ郷土文化資料館蔵)
右:め組
(小林 繁氏蔵)
小林氏が製作した人形生地に装飾を施して完成した作品
日本人形
(小林 繁氏蔵)
小林氏が製作した人形生地に装飾を施して完成した作品
人形生地
(小林 繁氏蔵)
日本人形のほとんどは、
頭・肩・腰・スネ(左右)・足(左右)・手(左右)・耳(左右)から構成されている。
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