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更新日:2021年11月1日
感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称で冬場に流行する代表的な感染症です。特にノロウイルスを原因とする場合、学校や社会福祉施設など集団生活の場で大規模な流行となることもあり、ピークを迎える冬場には注意が必要です。
症状
主な症状は腹痛・下痢、嘔吐、発熱です。
原因
「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などのウイルスが感染して起こります。
感染経路
人から人への感染
吐物や便の中に含まれるウイルスが手、あるいは手で触れたものを介して口に入り感染します。
吐物の飛沫から感染する場合もあります。
汚染された水、食品からの感染
食品を介した感染で最も多いのは貝類による感染で、ウイルスに汚染された二枚貝を生、あるいは加熱が不完全なままで食べることにより感染します。
また、感染性胃腸炎の病原体を持っている人が調理した際に食品が汚染され、その食品を摂取した場合に感染する場合もあります。
予防
- 手洗い、うがいを励行し、日常的に清潔を保ちます。特に、排便後や調理前は石けんと流水での手洗を行います。
- タオルの共用を避けます。
- 便や吐物の処理をする時は素手で触らず、ビニール手袋を使用します。
- 汚物の消毒は、市販の塩素系漂白剤(ハイターなど)を希釈したものを使用します。
- ウイルスは熱を加えると死滅するので、ウイルスに汚染されている可能性のある食品は、中心部までよく加熱します。食品の中心温度85度以上で1分間以上の加熱を行うと感染性はなくなるとされています。
集団施設管理者は集団発生報告をお願いします
区内の感染性胃腸炎の発生状況を把握し、まん延を防止するために、社会福祉施設、保育園、学校、幼稚園、医療機関など、集団生活をしている施設で下記のような感染性胃腸炎によると疑われる集団感染事例が発生した場合、墨田区保健所に報告をお願いします。
報告条件
(1)ノロウイルス等による感染性胃腸炎と診断された又はノロウイルス等の感染が疑われる死亡者または重篤患者が1週間以内に2名以上発生した場合
(2)ノロウイルス等の感染が疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
(3)上記(1)、(2)に該当しない場合であっても、おう吐や下痢症状のある者の数が通常を上回る場合
報告方法
下記のページより、各施設別の「感染症調査報告票」および「健康調査票」をダウンロードして記入していただき、墨田区保健所保健予防課感染症係にご連絡の上、ファックス送信してください。
墨田区保健所 保健予防課 感染症係
電話番号:03-5608-6191(受付時間:平日の午前8時30分から午後5時15分まで)
ファックス番号:03-5608-6507
※休日・夜間は、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」に電話してください。
電話番号:03-5272-0303
参考資料
「防ごう!ノロウイルス食中毒・感染症(都民向け)」(東京都福祉保健局)(PDF:850KB)
「防ごう!ノロウイルス食中毒・感染症(事業者向け)」(同上)(PDF:481KB)
「社会福祉施設等におけるノロウイルス感染症標準対応マニュアル(ダイジェスト版)」(同上)(PDF:950KB)
「家庭や施設における二次感染予防ガイドブック」(同上)(PDF:985KB)
関連リンク
食中毒について
東京都「ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒に注意」(外部サイト)
ノロウィルス感染症について
感染性胃腸炎などの流行状況について
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このページは保健予防課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。