月刊すみだエココラム

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更新日:2025年10月6日

毎月5日は、すみだ環境の日です。
みなさんによりすみだ環境の日を知ってもらうため、毎月5日に環境に関した具体的な行動を呼びかけています。
その1つの取組として、すみだ環境共創区民会議委員がすみだ環境の日に墨田区の環境やエコに関したコラムを発信しています。

10月号

「食品ロス」という言葉をご存じですか?

食べ残しや売れ残り、賞味期限切れなどが原因で、「本来は食べられるのに捨てられてしまう食品」のことを指します。日本では令和5年度に約464万トンの食品ロス(家庭から約233万トン、事業者から約231万トン)が発生したと推計されています。これは日本人1人あたりに換算すると、お茶碗1杯分(約102g)を毎日捨てている計算になります。
食品ロスは「もったいない」だけでなく、廃棄された食品を焼却すると二酸化炭素が発生し、地球温暖化にもつながります。10月は食品ロス削減月間ですので、今回のすみエコでは、あまり知られていない、食品ロスに気軽に取り組める方法をご紹介します。

1.フードドライブの活用

「フードドライブ」とは、家庭で使いきれない未利用食品を持ち寄り、フードバンクや福祉団体に寄付する活動です。集められた食品は、こども食堂のように必要とする人や団体に届けられます。ただし、すべての食品が寄贈できるわけではありません。下表の通り、受け取れる食品・受け取れない食品の区別がありますのでご注意ください(下表は墨田区の例で、寄贈先のフードドライブにご確認願います。)

フードドライブ

墨田区ではフードドライブの常設窓口を設けているほか、スポット実施や民間事業者による取組もあります。お近くの設置場所を確認し、無理のない範囲で食品を寄付してみてください。

2.食品ロス削減アプリの活用

「TABETE」というスマートフォンアプリをご存じですか?
まだおいしく安全に食べられるのに、廃棄されそうな食品があると、事業者からアプリを通じてSOSが発信されます。利用者は「レスキュー隊員」としてSOSを見て食品を購入し、廃棄を防ぐ仕組みです。
社会貢献になるだけでなく、通常よりお得に購入できるメリットもあります。私自身もTABETEを活用し、家や職場近くでSOSを出している店舗から食品を買っておいしくいただいています。今では「駆け出しヒーロー」として活動中で、さらなるランクアップを目指しています。

TABETEの画面

食品ロスの削減は「食材を買いすぎない」「食べられる分だけを作る」「外食時は食べきれる量を注文する」を徹底するのが基本ですが、今回紹介した方法でも貢献できます。10月の食品ロス削減月間を契機に、やってみてはいかがでしょうか。皆さんで力を合わせ、食品ロスをどんどん減らしていきましょう。

【すみだ環境共創区民会議 真鍋委員】

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