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更新日:2025年9月5日
毎月5日は、すみだ環境の日です。
みなさんによりすみだ環境の日を知ってもらうため、毎月5日に環境に関した具体的な行動を呼びかけています。
その1つの取組として、すみだ環境共創区民会議委員がすみだ環境の日に墨田区の環境やエコに関したコラムを発信しています。
9月号
2025年9月号は、冷房及び暖房の適切でエコな使い方をご紹介します!
今夏は残暑も例年から考えられないような暑さとなり、予報も9月中旬ごろまで最高気温が30度以上と出ています。
厳しい残暑を、かしこく地球にも優しく乗り切るために、冷房の効果的な使い方などを紹介します!暖房についても紹介するので、冬にもぜひご活用ください。
【温度設定】
消費電力について、冷房の設定温度を1℃上げると約13%・暖房は1℃下げると
約10%減らせるといわれています。
なお、冷房で温度を下げすぎた部屋に長く居ると、自律神経が乱れて色々な体の不調を起こすことがあります。
また冷房の風が当たりっぱなしで寝ると、風邪の原因にもなるので、適温をご自身で見つけてみてください。
【空気の流れや出入り】
前提として、冷たい空気は重いので下に・暖かい空気は軽いので上に行きます。
なので、エアコンの風向きを、夏は上向きや水平・冬は下向きにするとお部屋の空気をまんべんなく快適にできます。
扇風機やサーキュレーターで空気の流れを作るのも効果的です。
また、家全体が外の空気に触れているので家そのものが暖まったり冷えたりします。
これらは特に窓などの開口部から来る量が多く、
夏は外部から入る熱のうち73%が開口部から入ってきます。また、冬は外部へ流出する熱のうち58%が開口部から流出します。
なので、冷暖房をつけているときは、断熱性が高いカーテンを閉めたりする、お金はかかりますが断熱性が高いものに
リフォームするなども一手です。窓は複層ガラスが効果的です。
【エアコンのフィルターの掃除】
エアコンは、放置しているとホコリなどの汚れが溜まります。
フィルターに汚れが蓄積していると、エアコンの効果が落ちるばかりでなく、エアコンからの匂いやカビなど健康被害にもつながります。
そのため、2週間~1か月に一回ほどの定期的なメンテナンスが効果的です。
お持ちのエアコンの説明書などを確認して、フィルターのお掃除をしましょう。
なお、以下の2点は特に気を付けてください。
・フィルターの網目を崩さないよう注意する
・洗ったら、しっかり乾燥させてからエアコンに取り付ける(カビの原因になる)
豆コラム:冷房無しでできる暑さ対策
あくまで命にかかわる前に冷房を使うという前提ですが、
エコに涼める方法もいくつかご紹介します。
・打ち水:地面にお水を撒くことで、気温を下げることができます。水が蒸発するときに、周囲の空気から熱を奪う気化熱のためです。
朝や夕方(日差しが弱いとき)に、できれば日陰に撒くのがおすすめです。
・夜は網戸にして扇風機で寝る・昼間は断熱カーテンを閉める
夜の時間の涼しい空気を入れて、昼間は熱を入れないということです。
ただし、マンションの高層階や、熱がこもっている都心のど真ん中など夜でも外が
熱い場所だと効果が薄いかもしれません。
・後頭部や首元・脇のあたり・足の付け根を冷やす
これらの場所は、熱中症になった際に冷やす場所としても効果的です。これらの場所は太い血管が通っているので全身の体温を下げやすいためです。
・区内の涼しい場所や、涼み処を利用する
本記事の下に先月の記事があります。先々月と先月にわたり、区民の皆様から募集した、墨田区内の涼しい緑の場所があります。
また区内に、気軽に行けて涼める施設などの場所「涼み処」も9月30日まで開放しています。
これらの場所も効果的に使い、暑さを乗り切りましょう
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