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月刊すみだエココラム

ページID:621561388

更新日:2025年5月14日

毎月5日は、すみだ環境の日です。
みなさんによりすみだ環境の日を知ってもらうため、毎月5日に環境に関した具体的な行動を呼びかけています。
その1つの取組として、すみだ環境共創区民会議委員がすみだ環境の日に墨田区の環境やエコに関したコラムを発信しています。

5月号

2025年5月号は、ゴミを減らす工夫についてお話します。
先月がプラごみについて紹介しましたが、今回はプラごみに限らず、ゴミをうまく減らす方法などを紹介します。
ゴミが減れば生活がスッキリしますし、燃やしたりするゴミが社会全体で減ればCO2削減にも効果的です。できそうなことがあったら、ぜひ実践してみてください!
【日本のごみ】
まず簡単に、日本のゴミの現状をお話しします。
環境省の令和5年度のデータによると、ゴミの排出量は以下のようになっています。
一般の家庭から出るいわゆる“家庭ごみ”の減少が大きいのは各ご家庭の日ごろの心がけなどのおかげなのかと思います。
それでも、ごみは1日で1人あたり851グラム出していることになります。
(家庭ごみと、事業から出る事業ごみを合わせたものがごみの総量です)

ごみの総量

【ゴミの減らし方】
(1)衝動買いを抑える(捨てるコストも考える)
これは家具類など、大きなものを買ったときに特に当てはまります。
例えば10,000円の一人用のソファを買ったとします。
そうすると、必要なお金は10,000円だけではないのです。
(お店にもよりますが)お家までの配送費が1,000~2,000円かかると思います。
さらに、これを捨てるときにも費用が発生します
下の画像は墨田区の粗大ごみの手数料からの抜粋です。捨てるのに1,800円必要です。
そもそもお家にモノが増えれば、そのモノを置いた面積分、家賃などを払うということになるため、維持コストがかかるとも捉えられます。
モノを買うときはちょっと立ち止まって、本当に必要か・どこに保管するかなどをよく考えると、不要なモノを買い結果捨てるということも減らせます。

粗大ごみの手数料

(2)捨てるのでなく、売る・回収してもらう
モノが要らなくなったとき、捨てるのではなく、売ってみるのはいかがでしょうか?
例えば、服は古着屋さんで売ったり、区で回収していることもあります。
こちらに、墨田区公表の年間の古着回収スケジュールが載っています。
https://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/gomi_recycle/kateikei/shigen_dashikata/sigen-events.html
他のモノも、リサイクルショップ・メルカリ等のフリマアプリで売ることもできます。
フリマアプリを使うときの注意点として、販売手数料や配送費もかかるので、最初のお値段設定や、モノの大きさによっては配送方法も事前に確認しましょう。
(3)食べ物の無駄(フードロス)を減らす
日本では、1年間に約610万トンの食料が捨てられています。
これらは焼却されるので、フードロスの削減は環境への負荷を減らせます。
また日本は多くの人口を支える食糧の自給が困難なので、無駄なく食べることは重要です。
家庭から出る食料ゴミを減らすには、
1.冷蔵庫を整理して、今ある食品を認識する。
2.野菜など使える部分は限界まで使う

野菜の画像

3.外食やパーティーの時など、冷静になって、買いすぎない
4.お買い物では棚の手前から取る手前取りを意識する。
(賞味期限は腐る日付でなくて、あくまで「美味しい目安」です)
などがあります。
今日から実践できることばかりなので、是非賢くお買い物しましょう♪
豆コラム:エシカル消費
エシカル消費とは簡単に言うと、
何かを買うとき、安さなどだけでなく、その地域や社会への影響を考えてモノを選ぶことです。
ゴミを減らす以外にも、モノを買うときに、無理のない範囲で地域や社会・環境のことを考えて選べば、もっと住みやすくて活気のある街・日本になりますね。
【すみだ環境共創区民会議 松村委員】

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