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6月号

ページID:475819089

更新日:2025年7月5日

2025年6月号は、災害対策や備蓄についてお話します。
6月~秋にかけては、梅雨や秋には台風による豪雨災害が懸念されます。墨田区は特に川に囲まれているので水害への備えがとても重要です。
また地震、特に首都直下地震はいつ発生するかわかりません。
今月は、災害時の墨田区の避難場所や役立つ情報などをお届けします。

【首都直下地震・南海トラフ巨大地震】

それぞれ、内閣府や気象庁で概要についてわかりやすくまとめられています。

ざっくり、どちらの地震も30年以内に70%程度で起こると予測されています。
30年以内とは言いますが、災害は「いつ発生するかわからない」ので、明日発生してしまうかもしれません。

【被災時や支援物資が届く期間など】

地震や豪雨災害で、飲料水や食料などの支援物資が届くのは、3~4日かかる可能性が高く、災害の規模によっては1週間程度要することもと見込まれます。
豪雨による街中の浸水や雪などの悪条件が重なると、より遅くなります。
そのためご家庭での備蓄は、1週間分ほど備えておくのが安心です。

【備蓄】

東京備蓄ナビでは、年齢や世帯の人数などの情報を3問ほど回答することで、備蓄の目安をとても細かく教えてくれます。食料に限らず衛生用品などもわかります。

【ハザードマップと避難経路】

皆さんは、お住まいの場所のハザードマップや避難所はご存じでしょうか?
災害が発生したときにわからない、ということが無いよう、一度でも目を通しておくことでいざというときに思い出せます。
かなりざっくりしていますが、概ね小中学校や、広めの公園が避難所となっていることが多いです。

【災害時の雨水活用】

墨田区では雨水活用を推進しており、雨水タンクに雨水を貯めておくことで、災害時に役に立てることができます。災害時には、水道が使えない状況になる可能性があります。その時に、日常の生活用水として清掃や手洗い等に雨水を活用することができます。排水先に問題がなければ、トイレの流し水としても活用することもできます。また、適切に煮沸やろ過をすることで緊急用の飲料水にもなります。さらに、小規模な火災であれば、初期消火に使うこともできます。
 防災対策として雨水タンクの設置を検討してみてはどうでしょうか。雨水活用について知りたい方は、墨田区ホームページから「すみだ雨水活用ガイド」をご覧ください。

●食糧品と水
そもそもお店に行けなかったり、行けても品切れが予測されるので、やはり3日~1週間分備えておくと安心です。
栄養バランスも考えられるとより良いです。
・主食:レトルトご飯、米、即席麺、カップ麺等
・タンパク質:レトルト牛丼やカレー、各種缶詰等
・野菜や果物(ビタミン):漬物、日持ちする野菜や果物、ドライフルーツ、缶詰等
・水:飲み水は一人一日2Lが目安。さらに調理用や他の用途も考えると最終的に、一人一日4Lほどが目安です。
・幼児食:小さいお子様がいるご家庭は、粉ミルクなども備えておきましょう。
・カセットコンロ:レトルト食品を温めたりお湯を沸かすなど。特に冬場に被災した際には必需品です。
カセットボンベは、一人一日1本ほどが目安です。
特に食料品は、豆コラムでお話しする“ローリングストック”という考え方も重要です。
●衛生用品
災害の規模が大きいと仮設のモノができるまでは、トイレやお風呂も使えないケースも想定しておきましょう。
これらも、食料系と同じく1週間分備えておくと良いです。
簡易トイレ(&トイレットペーパー)、ウェットティッシュ、歯磨き用シート、タオル等、お薬、コンタクトレンズ、お風呂代わりに身体を拭いて洗えるシートやタオル、マスクなど。
●その他
懐中電灯や携帯ラジオ、電池、ティッシュ、冬用に羽織れる服や布など。
また地震で瓦礫に埋もれてしまった際は声を出せないので、ホイッスルや笛など音を出せるモノを常備しておくと、いざというときに助けのサインを出せます。
備蓄品を運べる防災リュックもあると、緊急時に取り出しやすいです。
豆コラム:ローリングストック
備蓄用や普段買う食料を多めに買っておいて、それをいつもの食事で食べて、食べた分を買い足して補充することです。
備蓄の賞味期限が切れる心配がなくなり食品ロスが発生しなくなると共に、普段から災害の備蓄を意識する機会が増えます。
もし、どうしても食べきれない場合は、賞味期限が切れる前にフードドライブなどに寄付して、食品ロス削減に努めましょう。
食料や水の備蓄は始めやすいので、まずは普段食べてて日持ちするものをローリングストックしてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?

ローリングストック

出典

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このページは環境政策課が担当しています。