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更新日:2018年3月2日
本年度実施した事業をご報告します。
男女共同参画推進のための意見交換会「ヘルプミーと言えるすみだであるために ~地域の力で支える認知症~」
区長の附属機関である墨田区男女共同参画推進委員会の委員の企画により、様々なテーマで毎年意見交換会を行っています。
今年は、認知症の方の暮らしについて、施設入所や病院入院という選択肢のほかに、地域の支えにより自宅での療養が可能であることや、認知症地域支援推進員、地域の方、認知症の方の家族は、それぞれ支えるためにどのような役割があるのかを学び合いました。
実施日
平成30年2月6日(火曜日)
実施時間
午後2時から4時まで
実施場所
区役所13階 131会議室
対象者
区内在住・在勤、町会・自治会で活動されている方、テーマに興味のある方
参加者数
46名(女性32名、男性14名)
築山講師(左)と宇野講師(右)
内容
第1部 DVD視聴及び講義(学びの時間)
認知症について
認知症の方への対応について
講師
たちばな高齢者支援総合センター 認知症地域支援推進員 築山 佳代子 氏
同愛高齢者支援総合センター 認知症地域支援推進員 宇野 みどり 氏
第2部 グループ討議
認知症地域支援推進員及び墨田区男女共同参画推進委員会委員をそれぞれ1名以上配置した5~6名で1つのグループを作り、8つのグループに分かれ、第1部の講義内容を踏まえながらテーマについての意見交換を行いました。
まとめとして、グループごとに話し合いの中で出された意見を発表しました。
発表された意見の中から一部をご紹介します。
グループ討議の様子
グループ討議の様子
主な意見
(1)自分が認知症になったらして欲しいこと
○同じマンションの方や、以前からなじみの方から気を掛けてもらいたい。
○見守り対応をしてもらいたい。
(見守り対応をしてもらうにあたり)
・日頃から周囲の方に優しく接しておき、心配してもらえる仲間を作っておく。
・こちらからも挨拶からはじめ、周囲から認知してもらっておく。
(見守りをしていただける方へ)
・見守りの方が自宅にいらしても初めは断るので、粘り強く訪問してほしい。
・優しく声を掛けていただければ、悪い気はしない。
ただし、家には入らず、玄関先あたりから声を掛けてほしい。
○発症以前と同じように接してもらう。(別人になった訳ではないから。)
(2)地域の方がしてあげられたら良いこと
○新聞配達をお願いしているので、ポストの中の新聞の有無を確認してほしい。
○自治会内で名簿を作成する。(取り扱いには注意する。)
○近くに住んでいない認知症の家族の方から、町会長に対し、緊急連絡先を提出してもらえたら良いと
思う。(個人情報なので、余人には知らせない。)
○地域の「世話役さん」から、認知症の方に対する関わり方について、アドバイスをいただいておく。
(3)その他意見
○認知症であるか否かの判断が外見からは判断しづらいので、ご本人や周囲の方を傷つけることになら
ないか心配である。
○身内の問題として、また、お仕事として実際に介護をされている方のから、多くの御意見を伺うこと
が出来た。
○家族に対しては、あらかじめ「こうしてもらいたい。」と伝えておくと良いと思う。 など
お問い合わせ
このページは人権同和・男女共同参画課が担当しています。