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更新日:2019年2月26日
平成30年度に実施した事業をご報告します。
男女共同参画推進のための意見交換会 「優しい認知症ケア『ユマニチュード』を学びませんか」
墨田区男女共同参画推進委員会の委員による企画であり、様々なテーマで毎年意見交換会を行っています。
今年は、「認知症の家族と穏やかにコミュニケーションをとる方法を知りたい。」、「もし自分が認知症になったとき、どのように周りとつながっていけるのか知りたい。」という場合に、ユマニチュードというケア技法を通じて、認知症の家族との向き合い方や地域における関わり方を、墨田区男女共同参画推進委員と学びました。
実施日
平成31年2月15日(火曜日)
実施時間
午後2時から4時まで
実施場所
区役所12階 121会議室
参加者数
39名
内容
第1部 講義およびDVD視聴(3回に分けて視聴)
- 第1章 家族が認知症になったとき「石田家の場合」
- 第2章 イブさんの映像分析
第4章 家族のための「ユマニチュード特別講義」 - 第6章 ユマニチュードを学んだ石田家のその後
第2部 班討議(2回に分けて討議)
墨田区男女共同参画推進委員を1名以上配置した6~7名で1つの班を作り、第1部の講義内容を踏まえながらテーマについての意見交換を行いました。
- DVD第1章視聴後
討議事項:DVDを見て感じたこと - DVD第6章視聴後
討議事項:認知症の家族との関係をどう築くか、地域の中でどう接するか
まとめとして、話し合いの中でだされた意見を班ごとに発表しました。
発表された意見の中から一部をご紹介します。
討議の様子
発表の様子
主な意見
- DVDを視聴して、まず、ユマニチュードの効果に感心した。
- このような行動が世間に伝わり、技術としてでなく、当たり前にできる社会になってほしい。
- 認知症の方に対しても、人として尊重する心、愛情を持つ心が一番大切である。
- 家族だけで認知症の方の介助は大変なので、ご近所の方の理解を得て、お互いに介助していくことが重要である。
- 日本社会においては、いわゆるスキンシップが浸透していないので、認知症当事者も体に触れられることに抵抗を感じるのではないか。スキンシップへの抵抗がない社会を望む。
- 技術としてみるのであれば、ユマニチュードを取り入れ易い。一方、文化の違いがあるので、実際取り入れるには難しい部分もある。その家族に合った方法を取り入れられれば、浸透し易い。
- 技術として行動することが必要だが、「技術だけ」で終わるのは寂しい。
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