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更新日:2025年9月18日
隅田公園は、かつては水戸徳川家の小梅邸として、会合や花宴などのもてなしの場であったが、大正12年(1937年)の関東大震災で焼失後、帝都復興事業により昭和6年(1931年)に開園した、日本初の本格的なリバーサイドパークです。
また、園内には、現在も多くの方に親しまれている江戸時代から継承される墨堤の桜や、日本で最初の少年野球場などがあり、歴史的・文化的価値を有する公園です。
都から区へ移管後は、昭和52、53(1977、1978)年に墨田区政30周年記念事業として大改修しており、最近では、「北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業」の一環で、公園最南端の第1期再整備が令和元年度に完了し、その北側の日本庭園周辺についても第2期再整備が、令和6年度に完了しました。
区では、これらの再整備で生まれた人の流れや賑わいを公園の北側に波及させ、隅田公園を核とした地域への回遊を促してまちの魅力を向上するため、令和7年4月に隅田公園の今後の再整備の方向性や考え方をまとめた「隅田公園再整備構想」を策定しました。
本構想に基づき、第2期再整備以北の言問橋から小梅小学校までの範囲において、こどもを核として多世代の交流が図れるエリアにすることを目的に、令和7年度から第3期再整備(言問橋~小梅小)の基本設計に着手しています。
1 「隅田公園再整備構想」について
学識経験者((一社)アーバンデザインセンターすみだ)の知見や、アンケート調査の結果を踏まえて、令和7年4月に「隅田公園再整備構想」を策定しました。
これまでの検討内容
「隅田公園再整備構想」の策定について
令和7年度定例会6月議会において、「隅田公園再整備構想」の策定について、次のとおり報告しました。
隅田公園における今後の再整備について
令和6年度定例会11月議会において、隅田公園における今後の再整備について、次のとおり報告しました。
隅田公園における今後の再整備について(PDF:1,054KB)
令和6年度意向調査について
本構想の検討に当たり、地域の皆様や公園を利用される方々のご意見を広く取り入れるためのアンケート調査を実施しました。
多くのご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
【方法および期間】
- WEB調査:令和6年8月28日(水)~令和6年9月30日(月)
- 現地調査:令和6年9月19日(木)及び令和6年9月22日(日)の7:00~19:00
【回答件数】
983件(WEB調査回答件数739件、現地調査回答件数244件)
【内容】
隅田公園再整備構想に関するアンケートの内容についてはこちら(PDF:838KB)
【集計結果】
隅田公園に関するアンケートの集計結果はこちら(PDF:415KB)
2 第3期再整備の計画について
現在、墨田区では、隅田公園再整備構想に基づき、隅田公園の第3期再整備(こども・交流広場)の基本設計に着手しています。
第3期再整備範囲(言問橋~小梅小)は、開園当時から、児童コーナーとしてこども達に親しまれてきた空間であり、現在も、隅田公園で唯一遊具があるエリアです。
また、令和6年度意向調査においても、こどもが遊べる施設の充実を求める声が多かったことを踏まえ、第3期再整備は、「こども向け施設を中心とした、多世代が交流できる空間」とすることをコンセプトに、再整備の内容を検討しています。
現在の第3期再整備範囲(広場)
現在の第3期再整備範囲(遊具)
第3期再整備リニューアルイメージ
再整備内容の検討に当たっては、公園利用者や地域の皆様のご意見を広くお聞きするため、アンケート調査を以下のとおり実施しました。
アンケートの集計作業が完了し次第、こちらにて結果をご案内します。
【調査方法】
WEB調査及び現地調査
【調査期間】
- WEB調査:令和7年8月8日(金)~令和7年9月17日(水)
- 現地調査 :令和7年9月3日(水)及び令和7年9月7日(日)の7:00~19:00
※調査は、全日終了しました。ご協力いただきありがとうございました。
【調査内容】
第3期再整備に関するアンケートの内容についてはこちら(PDF:3,325KB)
【調査結果】
アンケートの集計作業が完了し次第、こちらにて結果をご案内します。
3 これまでの再整備について
隅田公園第1期再整備
第1期再整備は、「北十間川・隅田公周辺観光回遊路整備事業」の実施に伴い、浅草・東京スカイツリー間の新たな賑わい空間創出と、周辺地域への回遊性向上を目的とし、日本庭園の南側の範囲において実施しました。
園内には、芝生広場や舗装広場等を整備することで、憩いの場所とするとともに、イベント支援設備の整備や占用許可における制限の緩和などにより、日常の賑わいの創出を図っています。
(1)芝生広場
約3,000平方メートルの広大な芝生広場を整備しました。見通しが良く、北側の日本庭園や東京スカイツリーが良く見える場所です。
(2)舗装広場
芝生広場の南側に、約25m×約40mのイベント等の開催が可能な広場を整備しました。芝生広場と舗装広場の間には、東西をつなぐプロムナード(園路)があります。
(3)花見丘
周辺より少し高く、北側の明治天皇御製碑や日本庭園が望める丘を整備しました。春には、梅や桜が咲き、頂上まではバリアフリー対応の園路がつながります。
(4)トイレ
男性用、女性用、誰でもトイレがある大きなトイレを整備しました。ベビーチェアやベビーシートもあります。
隅田公園第2期再整備
第2期再整備は、日本庭園の歴史的・文化的価値をいかすとともに、安全・安心に利用できる公園にすることで、公園の魅力向上を図ることを目的に、日本庭園から言問橋までの範囲において実施しました。
また、第2期再整備に合わせて民間活力(指定管理者制度による施設管理及び設置管理許可による施設整備)を導入し、更なる賑わいの創出や公園北側への回遊性向上を図っています。
(1)テラスデッキ
舟形のベンチや藤棚を配置した、池を望むテラスデッキを整備することで、日本庭園の景観をより楽しめるようにしました。
また、浅草・東京スカイツリー間を歩く人が、公園北側に興味を持つきっかけとなるように、朱色のゲートがあります。
(2)北池
池を北側に拡張し、池に架かる石橋を際立て、日本庭園の景観が向上するように整備しました。池では、スイレンなどの水生植物も楽しめます。
(3)楕円遠路・桜の列植
池を取り囲む楕円遠路を整備して、回遊しやすくするとともに、墨堤通り側の園路に桜(ジンダイアケボノ)を列植し、公園建設当時の姿を再現しました。
(4)水際園路・人道橋
池や日本庭園の景観がより楽しめるように、池際の園路と人道橋を整備しました。人道橋には、側面に水鳥と区のシティプロモーションのロゴ(人の文字)を設置しています。
(5)交流広場
園路を拡げて、舗装された広場を整備し、人々が交流する地域のイベントの実施などがしやすい空間に整備しました。
また、広場の中央にはサークルベンチを設置し、休憩もできるようになりました。
(6)眺望台
見通しが悪く暗かった池の東西の築山を切下げて見通しを良くし、誰もが散策を楽しめるようにバリアフリー対応の園路を整備し、日本庭園を望める眺望台を整備しました。
特に、西側の眺望台には、日本庭園や月、東京スカイツリーなどが望める「向月台」があります。
(7)パ-クセンター
指定管理者制度の導入に合わせて、公園の維持管理のための事務所を設置しました。安全・安心に利用できる公園づくり、更なるイベントや賑わいの創出などに貢献します。
4 隅田公園の概要
【名称】墨田区立隅田公園
【所在】墨田区向島一、二、五丁目
【面積】81,897.70平方メートル
5 関連リンク
アーバンデザインセンターすみだ公式ウェブサイト
(外部サイト)
問合せ先
指定管理範囲
指定管理範囲に関すること(維持管理に関すること、隅田公園そよ風広場の利用、隅田公園自動車駐車場の利用など)は、指定管理者へお問い合わせください。
指定管理者「すみだパークマネジメントグループ」
墨田区立隅田公園パークセンター
〒131-0033 東京都墨田区向島一丁目3番45号
電話:090-3104-0102
指定管理範囲外
公園の利用方法等に関すること
墨田区 公園課 維持担当
電 話:03-5608-6661
メール:KOUEN@city.sumida.lg.jp
イベントの開催、撮影等の許可に関すること
墨田区 土木管理課 占用・監察担当
電 話:03-5608-6282
メール:SENYOU-KOUEN@city.sumida.lg.jp
隅田公園の再整備に関すること
墨田区 都市整備課 都市整備・河川担当
電 話:03-5608-6581
メール:TOSHISEIBIKA@city.sumida.lg.jp
お問い合わせ
このページは都市整備課が担当しています。