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更新日:2025年9月11日
区では、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染による肛門がんや尖圭コンジローマの発症等の予防と、性交渉による女性への感染及び子宮頸がんの発症を防ぐことを目的として、小学校6年生から高校1年生相当年齢の男性を対象として、HPVワクチンの男性への任意予防接種の費用助成を実施しています(令和7年度は、前年度のワクチン供給不足を踏まえ対象を高校2年生相当年齢までに拡大して実施します)。
なお、この予防接種は予防接種法に規定がない任意の予防接種であるため、対象者へ予診票を一斉に送付せず、申請により予診票を発行いたします。
また、年度毎に実施を決定する事業のため、発行する予診票の有効期限は毎年度末までの期間を記載しておりますが、次年度も事業継続が確定した際には引き続き接種をしていただけます。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスで、性行為を経験する年頃になると、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がんや肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。
男性へのHPVワクチン接種の効果
男性がワクチンを接種することで、肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種を受け感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、女性の子宮頸がん予防にもつながる可能性があります。
事業内容
助成対象者
接種日時点で墨田区に住民登録がある方で、小学校6年生~高校1年生相当の男子(過去にワクチンの接種を3回受けており接種が完了している方は除く)
※2008年(平成20年)4月2日~2009年(平成21年)4月1日生まれの男子については令和6年度中の接種の有無にかかわらず、1年間に限り接種機関の延長をしています。区が発行した予診票を既にお持ちの方は、処分せずそのままお持ちくださいますようお願いします。
接種費用(助成金額)
無料(全額公費負担により接種ができます。)
助成対象となるワクチン
4価HPVワクチン(製品名:ガーダシル)
※9価ワクチン(シルガード9)は令和7年8月に男性への接種が薬事承認されていますが、現時点では費用助成の対象外です。
なお、接種途中での4価から9価、9価から4価への打ち換えは出来ませんのでご注意ください。
ワクチンの接種回数と間隔(一般的な接種スケジュール)
接種回数:3回
標準的な接種間隔:1回目の接種から2か月の間隔をおいて2回目、3回目は初回の接種から6か月の間隔をおく必要があります。
※ただし、上図のように標準的な間隔で接種ができない場合は、1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて2回目、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種という間隔での接種が可能です。接種にあたっては、かかりつけの医師と良くご相談のうえ、接種をご検討ください。
実施医療機関
\予診票の申し込み方法/
無料で接種を受けるためには、区が発行する予防接種予診票が必要です。
こちらの発行は電子申請(Logoフォーム)(外部サイト)のほか、窓口及び電話で申し込みを受け付けします。
お申し込みを受けてから10日間程度でお手元に届くように、接種のご案内と実施医療機関一覧を同封して郵送します。(申請開始直後は、発送までに更にお時間をいただく可能性があります。)
予防接種予診票が届きましたら、事前にご予約のうえ、必要事項を記入して医療機関で接種を受けてください。
電子申請による申込
窓口・電話での申込
すみだ保健子育て総合センター2階
墨田区保健所保健予防課感染症係
電話 03-5608-6191(直通)
受付時間:平日午前8時30分から午後5時まで
※区役所本庁舎や各出張所ではお申し込みできませんので、ご注意ください。
保護者の同伴について
13歳未満のお子さんが接種する場合
保護者の方の同伴が必要です。
保護者以外の方が予防接種に同伴する場合は、委任状が必要となります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
13歳から16歳未満の方が接種する場合
保護者の同伴を要せず接種できますが、予診票には保護者の署名が必要です。
予診票は実施医療機関にありますので、保護者が接種に同伴しない場合には一度予診票を持ち帰り、保護者署名の上、接種をお願いします。
任意予防接種における健康被害の救済措置
男性へのHPVワクチンの接種は、予防接種法に定める定期接種ではなく任意接種の扱いとなるため、ワクチン接種による健康被害が生じた場合には、独立行政法人医薬品医療総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。詳細については、 独立行政法人医薬品医療機器総合機構・健康被害救済制度(新しいウィンドウで開きます)(外部サイト)(外部サイト)を御確認ください。
HPVワクチン接種に関する相談先
はじめてのHPVワクチン ゼロからわかるポータルサイト〔東京都〕
(外部サイト)
予防接種や感染症全般について
「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談にお応えします。
【電話番号】 0120-331-453
【受付時間】午前9時から午後5時まで(土曜・日曜・祝日、年末年始を除く)
※この相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者によって運営されています。
※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
HPVワクチン接種後に異常があるとき
まずは接種を受けた医師またはかかりつけ医に相談をしてください。
各都道府県にヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関(外部サイト)があります。
受診については、接種を受けた医師またはかかりつけ医に相談してください。
予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口一覧(都道府県)(PDF:70KB)
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お問い合わせ
このページは保健予防課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。