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更新日:2024年7月16日
認知症の人の希望をかなえるヘルプカード
希望をかなえるヘルプカード画像
認知症の人の希望をかなえるヘルプカードとは、自分が望んでいること(やりたいことや続けたいことなど)を、安心してスムーズにできるために、自分が使うカードです。
周りの人に自分が望むことやちょっとわかってほしいこと、お願いしたいことを書いておき、必要な時にだけ見せて使います。
希望をかなえるヘルプカードを使うことで、その方の理解者や応援者の輪が広がっていきます。
使うメリットは?
●自分をわかってもらえる
外見からは気づいてもらいにくいことを、カードで人に伝えることができます。
●望みや不安、伝えたいことをわかってもらえる
何を望み、何をやろうとしているのか、わかってもらえます。
●忘れても大丈夫
自分がやりたいことをするために大事なこと(どこで、いつ、何をなど)を、カードに書いておけば、忘れても確認できて安心です。
●話さなくても、伝わる
話しにくかったり、ことばが出にくくても、カードがあれば相手にスムーズに伝えることができます。
●パニックを防げる
焦ったり、パニックになりかけたりした時も、カードを持っていれば必要なことが伝えられ、落ち着くことができます。
●緊急時や災害時の備えになる
ふだんから外出するときに持ち慣れていると、いざという場合に役立ちます。
誰が使うの?
使いたい人が、誰でも使えます。使うかどうか決めるのは、ご本人自身です。
まだまだ一人で大丈夫、という時から使い方を考え、使い慣れておくと役に立ちます。
どうやって使うの?
認知症の人が望む暮らしや希望をかなえるうえでの不安や不自由解消のための内容を記入します。
・〇〇駅で降りたいです。
・この機械の操作を教えてください。…など
仲間や支援者、家族など誰かと話しながら作ると、書く内容がはっきりして使いやすくなります。
カードは何枚持っていてもかまいません。
表面の表記内容が少しづつ違うものが用意されていますので、使いたい場面に合わせて印刷してお使いください。
希望をかなえるヘルプカード 使い方リーフレット(PDF:258KB)
希望をかなえるヘルプカード ガイドブック(事例つき)(PDF:7,098KB)
ご本人とともにカードの作成や利用、普及を進めていくために作られたものです。カードに書く内容の決め方や使い方、地域での活用例なども載っていますので、ぜひご本人と一緒にお読みください。
どこに入れればいいの?
●自分に合った持ち方の工夫を
カードを作成したら、使う場面を思い浮かべましょう。その時、カードがどこに入れてあるとカードに気づき、取り出しやすいか、自分や場面にあった持ち方の工夫をしてみましょう。
例えば・・・
・ネームホルダーに入れる
・財布に入れる
・お薬手帳にはさむ
・ケースに入れてカバンにつける など
認知症介護研究・研修センターのホームページ(カードを使っている本人のメッセージと実際に使っている場面も動画で見ることができます。)(外部サイト)
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このページは高齢者福祉課が担当しています。