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ウミネコについて

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更新日:2024年3月1日

ウミネコは、チドリ目カモメ科カモメ属に分類されるカモメの仲間で、日本各地の海岸で一年中見ることができます。
ウミネコは、全長44~48センチメートルで、翼を広げると120~128センチメートルほどになる大きな鳥類です。
黄色い目の周りにある赤いアイリングが最も特徴的であり、背中と翼の上部分は濃い灰色で、頭と胸腹部は白色、尾は白色で先端部には幅の広い黒帯があります。
太く頑丈な(くちばし)は黄色く、先端が赤くてその内側が黒くなっています。
ウミネコは、「ミャーオミャーオ」と短く区切って鳴きます。ウミネコという日本名も、鳴き声がネコの鳴き声に似ていることからから名付けられました。
ウミネコのテリトリーとなっている場所に人が近づくと、「クワックワッ」や「クァーッ」などの声を上げて、威嚇、攻撃してくることがあります。

外見の特徴

ウミネコとユリカモメの写真
ウミネコとユリカモメ

墨田区の状況

3月~8月下旬にかけて、ウミネコがビルの屋上に営巣・産卵・繁殖により大量の糞や、大きな鳴き声により、ビルやその近隣にお住まいの方への生活環境被害が出ています。

なぜ墨田区に来るの?

2016年頃より、墨田区の南部地域でウミネコ被害に関する相談が寄せられ始めました。なぜウミネコが市街地までやってくるのか原因は解明されていないため、被害を防止するための対策を講じることが重要となります。

被害を防止するための対策

 ウミネコの被害防止対策として一番重要なことは、巣をつくらせないことです。
 営巣防止対策として次のことをお願いします。
・定期的な屋上の点検
 ウミネコは人の気配がある屋上には巣をつくりません。毎年、ゴールデンウィーク直前から繁殖行動が見られますので、3月上旬から8月上旬にかけて、週一回以上の定期的なビルの屋上点検をお願いします。また、屋上の貯水タンクやドレンなどの窪みに営巣した事例もあります。点検の際は、屋上部分のほか雨水が排出されるドレンなどの窪みのある場所・貯水タンクの上なども含めて点検するようにしてください。
・ウミネコが屋上に降りられない環境をつくる
 テグスやネットを張ることで、ウミネコが屋上に降りることができなくなります。

営巣防止対策を行った事例

ウミネコ対策事業

ウミネコに営巣されてしまったら

区では、営巣防止対策を実施していたが、ウミネコに営巣された場合について、建物所有者・管理者を対象に、原則一回に限り、東京都の許可を受けた専門業者に委託をし、巣、ヒナ及び卵の撤去・捕獲処分等を行い、営巣防止対策のアドバイスをします。費用負担はありません。
なお、「隣のビルに営巣している」など当該建物の所有者・管理者でない場合は、対象となりません。
また、ウミネコの本来の営巣環境ではない人口構造物(ビルなど)上での繁殖により、生活環境被害が発生した場合に限り、捕獲許可を受けた専門業者により、ヒナ・卵を捕獲することができますが、成鳥は捕獲ができる対象となっていないため、自宅のベランダ等への飛来による、騒音やフン害など成鳥による被害もウミネコ対策事業の対象外となります。
詳細については、墨田区環境保全課緑化推進担当 03-5608-6208 までお問い合わせください。

捕獲業者について

専門業者の団体((公益社団法人)東京都ペストコントロール協会)には近隣区を含む専門業者が登録をされています。
ご相談や業者の紹介については、東京都ペストコントロール協会にお問い合わせください。
個別で捕獲を依頼する場合は、複数の業者に見積もりを依頼するなどして、条件・費用等をご確認の上、ご依頼をお願いします。
なお、個別で依頼された捕獲等に関して補助金・助成金はありません。

関連リンク

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お問い合わせ

このページは環境保全課が担当しています。