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最後まで自分らしい暮らしを続けられる「住まい」とは?高齢期の新しい住まい方から学ぶ!高齢者のシェアハウス「ほっと館」

ページID:395164066

更新日:2024年11月11日

今回の取材先は、江戸川区中央一丁目にある高齢者グループリビングほっと館である。
ほっと館はJR新小岩駅からバスで5分程度の住宅地にあり、10室の高齢者用住戸と共用リビング、1階はコミュニティレストランとNPOの事務所がある3階建てのごく普通の建物だ。
ほっと館は、NPOが建設し運営している。自分らしく暮らせること、地域とのつながりを大事にできることを目指して、2004年12月にオープンした。
NPOの創設メンバーで、今も理事をやっている露木さんにインタビューをすることができた。

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ほっと館はみんなでつくった住まい

ほっと館には前史があると露木さんはいう。2000年ごろ、ある人から、地元で活動している市民団体に、50室の社宅が空き家になったので活用してみないかという話があった。これはチャンスだと思い、高齢者が安心して暮らせる住まいを創ろうと取り組んだ。しかしこのプロジェクトは頓挫してしまう。市民団体にとっては規模が大きすぎたのだ。でも、そのときに良いメンバーが集まった。専門家を含む仲間たちはNPO法人ほっとコミュニティえどがわを設立し、今度は自分たちで土地を見つけ、資金を集め、入居者を募集し、ほっと館を完成させたのだという。そして、今日まで20年間一緒に活動をしている。

ほっと館を建設するための資金はどうしたのか聞いてみた。やはり、資金集めには苦労したという。当初、銀行からの融資は得られなかった。当時はNPO法人への貸付は先例がなく、銀行にはNPO法人への融資のメニューがなかった。そこで、自分たちで一口5万円の「ほっとゆうし」、一口100万円の「ほっと債」という私募債的な方法によって、友人、知人に協力を求めた。ほっと館の建設に必要な資金約一億円のうち半分はそのようにして調達した。クラウドファンディングはそのころはまだ無かった。このような活動を続けていくなかで3年が経った。いろいろなことがあった。そして遂に地元の信用金庫が融資に応じてくれた。多くの協力者がいることが信用につながったのではないかと露木さんはいう。資金協力者は100人を超えていた。

ほっと館が完成するまでのプロセスは、単なる建物の建設だけではなく、土地探し、資金集め、入居者募集、運営体制の構築…、すべてが地域との連携が鍵だったといえよう。ちなみに、ほっと館が建っている土地は、借地なのだが、使用貸借で都内では考えられないような低廉な地代で借りているという。一緒に頑張る仲間を引き付ける姿勢がNPO法人ならではのスタイルであり、強みではないかと思った。事業に大切なのは心なのだと思った。

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取材先情報

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。NPO法人 ほっとコミュニティえどがわ(外部サイト)

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